2022年1月28日 12:00 AM

大和ハウス工業株式会社における AR、MR技術を活用した建築物の設計・施工・維持管理業務の効率化、高品質化への取り組み

大和ハウス工業株式会社(大阪市、代表取締役社長 芳井 敬一)は、デジタルコンストラクションの一環として、AR、MRをはじめとするXR技術を活用した設計・施工・維持管理業務の効率化、高品質化に取り組まれており、数年前から株式会社ホロラボ(品川区、代表取締役CEO 中村薫)のAR、MRソリューション「mixpace」および、Microsoft HoloLens 2 を活用した様々な検証を進めています。

2021年11月2日、大和ハウス工業が設計施工を担当する宮城県内の物流施設にて、「mixpace」の各種機能を使った設計提案手法について検証が実施されました。今回の検証では、施工現場側と大和ハウス工業の東京本社のオフィス側とを Microsoft Teams のビデオ会議で繋ぎ、画像や音声で相互にコミュニケーションを取りながら、リアルタイムでの共同作業が行われました。

本検証では、以下が実施されました。

1) HoloLens 2、mixpace を活用した、作業内容の事前確認

2) mixpace による Autodesk BIM 360 からAR、MR 向けデータへのコンバート

3) mixpace の位置指定 AR マーカー機能を活用した遠隔での位置合わせ作業

4) HoloLens 2 および iPad による、排煙有効高さの確認

5) HoloLens 2 および mixpace Remote Rendering を活用した大容量3D モデルのクラウドレンダリングとストリーミング表示

今回の検証結果に基づき、AR、MR技術活用の有効性について、大和ハウス工業株式会社 東京本社技術統括本部 建設デジタル推進部 デジタル推進建築設計・施工グループ 木戸広太様、高比良大輔様は以下のように述べられています。

「検証の結果、物流施設のような大規模な建築物であっても、AR / MRで3Dモデルを表示でき、完成イメージを共有できることが分かりました。例えば、施工前の地縄立ち合いの際に3Dモデルで竣工時の完成イメージをお客様(施主)に見てもらえれば、喜んでもらえるであろうと感じました。CGパースだけでは確認できない、スケール感や、実際にどのような形状で見えるのかを確認できるようになり、わかりやすい空間情報でのプレゼンテーションが可能なAR/MR技術の活用が有効であると手ごたえを感じています。」

本件の詳細については、以下をご参照ください。

大和ハウス工業株式会社様:AR / MR技術を活用した設計・施工・維持管理業務の効率化、高品質化への取り組みで「mixpace」の各種機能を活用

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