3月 18, 2022 1:43 am

Microsoft Teams と Microsoft 365 でハイブリッド ワークへの新たな期待に応える 3 つの方法

Microsoft Teams 担当バイス プレジデント、Nicole Herskowitz

※ 本 Blog は、米国時間 2022 年 3 月 16 日に投稿された 3 ways to meet new hybrid expectations with Microsoft Teams and Microsoft 365 の日本語抄訳です。

5 年前、Microsoft Teams でコラボレーションとチームワークのためのハブを構築する取り組みを開始しました。当時の職場ではビデオ会議が一般的ではなかったものの、1 つの製品で非リアルタイムとリアルタイムの両方のコラボレーションに対応すれば、同僚と一緒に働き、学び、つながる方法を刷新するユニークな機会となることは当初から明らかでした。

この節目を迎えるにあたり、マイクロソフトが最大限の成果を発揮するモチベーションとなったお客様やパートナー様にお礼申し上げます。病院、学校、非営利団体、企業など、多くのお客様が Teams を利用して目標を達成していることを光栄に思います。

現在、2.7 億人以上が Teams を利用してハイブリッド ワークを行っています。最近の Morgan Stanley による CIO を対象とした調査によると、50% 以上の組織が Teams に標準化しています。リモート ワークからハイブリッド ワークへの移行に伴い、Teams ミーティングのアクティブ デバイス数は前年比 2 倍以上に増加し、Teams 電話のアクティブ ユーザー数は 8,000 万人近くに達しています。オフィスから現場まで、Teams はすべての従業員をサポートしており、事実、現場の従業員による Teams の利用率は前年比で 2 倍になりました。

マイクロソフトの取り組みは、まだまだ終わりません。働き方が変化する中ですべての組織が成功できるように、引き続き皆様の声に耳を傾け、それを参考にイノベーションを続けてまいります。本日公開した 2022 Work Trend Index (英語) のデータからも明らかなように、働き方や仕事に対する期待は、わずか 2 年前から大きく変わりました。そのため、マイクロソフトのソリューションも進化する必要があります。

本日、マイクロソフトは効果的なハイブリッド ワークを支援するために設計された新しい製品イノベーションを発表します。これらの新機能とソリューションは、積極的な参加を促す会議エクスペリエンスの実現、社外のパートナーや顧客とのコラボレーション、自分の都合に合わせた柔軟な働き方など、職場に対する新たな期待に応えます。

以下に、詳しくご説明していきます。

1. オフィス エクスペリエンスを刷新する

マイクロソフトのデータによると、2 年間のハイブリッド ワークとリモート ワークを経ても、従業員やマネージャーにとってオフィスが重要なことに変わりはありません。ただし、ビジネス リーダーは物理的空間と企業文化の両方を見直し、オフィスで過ごす時間を通勤に見合うだけのものにする必要があります。そのためには、対面での集会をだれが、なぜ、どこで行うかを意識的に考えると共に、ハイブリッド ワークを行っているチームがつながりと一体感を感じられるように物理的空間を設計している必要があります。

マイクロソフトの調査では、ハイブリッド ワークを行っている従業員の 38% がオフィスに出勤する時間と理由がわかりにくいことが最大の課題だと回答した一方で、だれがどこで仕事をするかについてチーム内の取り決めがある企業はわずか 28% でした。

オフィスに出勤する時間をチーム内で調整するために、Outlook に機能を追加し、会議の出欠確認で直接参加するのか、オンラインで参加するのかを通知できるようにします。この新しい出欠確認オプションは、2022 年第 2 四半期に Outlook on the web でパブリック プレビューが開始される予定です。

コンパニオン デバイス エクスペリエンス

会議室からハイブリッド会議に参加する場合、Teams Rooms のコンパニオン デバイス エクスペリエンスの新たな機能強化により、個人が簡単に存在感を示しつつ、気が散る要素を排除できるようになります。現在、個人用デバイスから Teams Rooms の会議に参加すると、音響フィードバックを防ぐために音声が自動的にオフになります。近日中には、会議室のどこにいても、リモート参加者から鮮明に見えるように、ノート PC のビデオを有効にするように促す機能が追加されます。会議に集中できるように、自分のビデオは会議室前面のディスプレイにも、会議室のコンパニオン デバイスから参加している参加者のギャラリー ビューにも表示されません。上記の機能強化は、2022 年下半期に一般提供が開始される予定です。詳細については、Tech Community blog (英語) をご覧ください。

Teams Rooms

デジタルと物理的な職場環境の隔たりを解消するために、Teams Rooms に front row という新しい会議レイアウトを導入します。このレイアウトは、ハイブリッド会議専用に設計されており、ビデオ ギャラリーを画面下部の目線の高さに配置することで、会議室にいる参加者がリモートの同僚と同じ物理的空間にいるかのように、自然に顔を合わせてやり取りできるようになります。コンテンツは画面の中央に表示され、周囲には会議に関する追加情報や参加者のセンチメント (チャット、挙手、ライブ リアクションなど) が表示されます。フロント ローは現在プレビュー中で、今年後半にはさらなる機能強化が予定されています。Teams の front row の詳細については、こちらをご覧ください。

Microsoft Teams

Microsoft Teams の認定済みコラボレーション キャンバスおよび会議用デバイスである Surface Hub 2S で、ハイブリッド ワーク向けに構築された最新のマイクロソフト エクスペリエンス (Teams、Microsoft 365、Windows、Whiteboard) を利用できるように取り組んでいます。AI を搭載した新しい Microsoft Surface Hub 2 スマート カメラ により、リモートのチーム メンバーはダイナミック ビューで会議室のやり取りを見ることができます。デバイスの自動フレーミング技術により、会議室のビューが動的に調整され、参加者が入退室したり、ディスプレイに表示されたコンテンツを操作したりした場合にフレームが変更されます。Surface Hub 2 スマート カメラは現在発売中です。詳細については、Device ブログをご覧ください。

Surface Hub

シームレスにコラボレーションを行えるように、インクルーシブな会議環境では、参加者全員の姿が見え、声が聞こえることが大前提です。NeatYealink の新しい Teams Rooms 用タッチ対応ディスプレイ ソリューションは現在、Android 版 Teams Rooms の認定を取得中で、2022 年第 2 四半期に発売される予定です。これらのデバイスは、オーディオ、ビデオ、タッチ ディスプレイ、コンピューティングを 1 台に統合することで、簡単な導入とコラボレーション エクスペリエンスの強化を実現します。詳細については、Tech Community ブログの新しい記事 (英語) をご覧ください。

Teams Rooms Teams Rooms

2. すべての会議を重要なものにする

マイクロソフトは、何兆ものデータ ポイントからデータを収集し、働き方の変化について理解しています。2020 年 3 月以降、1 週間あたりの会議時間は 250% 以上増加しました。同時に、従業員の 1 日の時間の使い方が変わったことで、コラボレーションのパターンが以前よりも柔軟になっています。会議の時間は短縮され、臨時の会議が増え、業務を遂行するためにチャットなどの非同期チャネルが使用されるようになりました。

マイクロソフトは、新しい働き方に対応するべく取り組んでいます。発表者が最大限のパフォーマンスを発揮できるようにしたり、時差がある場所と非リアルタイムのコラボレーションを実現したりなど、積極的な参加を促すインクルーシブなエクスペリエンスを構築して、会議を効率化し、皆様の成果を周囲が実感できるようにすることを目指しています。

2021年 9 月に発表した PowerPoint のカメオ機能は、Teams カメラ フィードをプレゼンテーションにシームレスに統合して、スライドに表示する方法や場所をカスタマイズできる機能です。また、PowerPoint のデザイナーによって見やすい最適なレイアウトが提案されます。カメオ機能は、2022 年第 2 四半期に一般提供が開始される予定です。

先日リリースされた Recording Studio (英語) は、PowerPoint でプレゼンテーションを録画してオンデマンド動画を配信する機能で、チーム メンバーが都合の良いときにコンテンツを視聴することができます。PowerPoint Recording Studio は現在一般提供中です。

Recording Studio Recording Studio

今回、カメオ機能と録画スタジオの統合 (英語) を発表します。これにより、プレゼンテーションをシームレスに作成し、カメオで自分のビデオをスライドに表示する方法や場所を決定し、録画スタジオで任意のスライドについて発表する自分の姿を録画できます。メッセージを配信するには、会議に参加しているかどうかにかかわらず、Teams の PowerPoint Live を使用してプレゼンテーションを共有できます。カメオと録画スタジオの統合エクスペリエンスは、2022 年第 2 四半期に提供が開始される予定です。

人に向けて発表することは簡単ではありません。特に、視聴者と対面していない状況で印象に残るプレゼンテーションを行うことは困難です。2022 年第 2 四半期にリリースされる Microsoft Teams のスピーカー コーチ (英語) は、AI を使用して、発話スピードが速すぎないか、他のユーザーの発言を遮っていないか、視聴者の反応を確認しているかといったアドバイスを非公開で提供します。

言葉のインパクトが失われることがないように、Language Interpretation を発表します。この機能により、同時通訳者が発表者の発言をほぼリアルタイムで別の言語に変換できます。会議の開催者は参加者リストから通訳者を指名し、最大 16 とおりのソース言語とターゲット言語の組み合わせを選択できます。参加者は通訳を聞きながら、バックグラウンドでオリジナルの音声を小音量で再生できます。Language Interpretation は、2022 年第 2 四半期に一般提供が開始される予定です。

会議には、チームとしてアイデアを出し合い、問題を解決するためのコラボレーションの場としての役割もあります。Teams の Microsoft Whiteboard (英語) は、チームが集まってハイブリッド会議でブレーンストーミングや学習を効果的に行うための重要なビジュアル コラボレーション ワークスペースへと進化しました。コラボレーション カーソル、50 種類以上の新しいテンプレート、状況に応じたリアクション、Teams 会議で既存のボードを開いて社外の同僚とコラボレーションを行う機能など、Teams でビジュアル コラボレーションを実現するための充実した機能が提供されます。上記の機能は、2022 年第 2 四半期に一般提供が開始される予定です。

Microsoft Whiteboard Microsoft Whiteboard

3. コラボレーションとコミュニケーションを自由な方法で行う

マイクロソフトのデータによると、ハイブリッド ワーカーの 50% 以上が、今後 1 年間で完全なリモート ワークに移行することを検討しています。このように柔軟性とモビリティへの需要が高まる中で、オフィスのデスクで固定電話を利用する時代は終わりを告げました。

Teams 電話では、近日中に BT、Rogers、Swisscom、Telia、Verizon といった世界各地の革新的な通信事業者との提携により、Operator Connect Mobile (英語) で真のモバイル ファーストなエクスペリエンスを提供する予定です。これにより、使用しているネットワークやデバイスを問わず、デスクの電話とモバイル デバイスの電話番号を共通化できます。また、たとえば外出時のモバイル サービスからオフィスの Wi-Fi に切り替える場合などに、通話を中断することなくネットワークやデバイスを変更できます。Teams 電話向けの Operator Connect Mobile は、一部の通信事業者パートナーによって次の四半期からプレビューが開始される予定です。詳細については、こちらのブログ記事 (英語) をご覧ください。

Operator Connect Mobile

Teams Connect は、組織の垣根を超えてシームレスかつ安全で使いやすいコラボレーションを実現するように設計されており、全員が自分の Teams 環境から 1 つのチームとして業務を進めることができます。2021 年の末には、Teams Connect の共有チャネルを発表し、社内外のユーザーと共有ワークスペースからコラボレーションを行えるようにしました。たとえば、新製品の開発に取り組んでいるチームが社外の設計チームと Teams チャネルを共有することで、組織間で 1 つの共同ワークスペースを構築できます。アカウントを切り替えることなく、全員がコミュニケーション、会議のスケジュール設定、ファイル共有、アプリでのコラボレーションを行うことができます。Teams Connect の共有チャネルは、2022 年 3 月末にプレビューが開始される予定です。共有チャネルの詳細については、こちらのブログ記事 (英語) をご覧ください。

Teams Connect

作成やコラボレーションを効果的に行うためには、分散した情報、ドキュメント、チームをまとめる手段が必要です。2022 年 1 月にリリースされた Teams チャットの Loop コンポーネントは、協力してアイデアを出し合い、作成し、意思決定を行うための新しい手段です。今回、Loop コンポーネントを Outlook メールに導入します。これにより、コンテキストやアプリを切り替えることなく、ブレーンストーミング、アクション アイテムの実施、チームの最新状況の確認を行うことができます。単一のコンポーネントを Teams からも Outlook からも同時に更新できます。Outlook の最新の Loop コンポーネントにアクセスするには、Office Insider プログラムにサインアップしてください。

Outlook

マイクロソフトのデータによると、従業員が企業に求めるものの第 1 位は前向きな企業文化であり、次いでメンタル ヘルスやウェルビーイングのための福利厚生がランクインしています。働き方の変化に伴い、企業文化をデジタルで実現するテクノロジが必要とされています。

今回、Teams の Viva インサイト アプリで利用できるプレビュー中の新機能、インスピレーション ライブラリを発表します。インスピレーション ライブラリは、お客様がインサイトをアクションに変えることができるように、Harvard Business Review、Thrive といったトップ ソースから、厳選されたコンテンツやベスト プラクティスへのアクセスを提供するものです。これにより、Viva インサイトが提供する生産性とウェルビーイングに関するインサイトが、従業員エクスペリエンスの向上とエンゲージメントの促進に焦点を当てたプレミアム コンテンツによって強化されます。インスピレーション ライブラリのプレビューは、Microsoft 365 ユーザーを対象として、2022 年 3 月中に Teams の Microsoft Viva インサイト アプリへのロールアウトが順次開始され、2022 年 4 月末までに全世界でサポート対象の 11 の言語で提供される予定です。Teams で Viva インサイト アプリをピン留めし、インスピレーション ライブラリの詳細をご確認ください。

Viva

最後に、リモート ワークやハイブリッド ワークの一般的な課題として、社会関係資本を維持することが挙げられます。社会関係資本とは、従業員や組織を成功に導く人間関係のネットワークのことです。ハイブリッド ワーク環境では、友人関係や人間関係を構築することが困難な場合もありますが、マイクロソフトは、楽しみながら自分を表現して関係を構築するためのツールに投資しています。

会話の中で個性を発揮するために、Teams に新しい Fluent 絵文字が追加されました。1,800 種類以上のカラフルで楽しいスタイルの 3D 絵文字を使用して、メッセージに表情と遊び心を加えることができます。カテゴリを選択して、スキン トーン セレクターを使用し、自分にぴったりの絵文字を選択できます。Fluent 絵文字は現在プレビューにて提供中です。

絵文字

今後の展望

働き方が大きく変わっても、変わらないことが 1 つだけあります。それは、すべての中心となるのは従業員だということです。Microsoft Teams などの従業員をサポートするテクノロジを活用し、すべての従業員、すべてのリソースを 1 つにまとめることで、本当に効果的なハイブリッド ワークを実現できます。

この 5 年間、私たちと一緒に歩んでくださったお客様とパートナー様に改めて感謝申し上げます。一緒にお祝いするために、Teams の新しいカスタム背景をご用意しました。また、5 周年記念の Community ブログ (英語) では、Teams が実現された舞台裏を紹介しています。


¹Weiss, K., Baer, J., Huang, B. (2021 年 10 月 5 日).「CIO Survey Takeaways- Further Solidifying the Leadership Position」(p3)。Morgan Stanley Research

Join the conversation