Sales Agent の一般提供を開始 ― 顧客と商談のインテリジェンスを業務の流れの中へ
Copilot, Microsoft 365

Sales Agent の一般提供を開始 ― 顧客と商談のインテリジェンスを業務の流れの中へ

By Japan Windows Blog

※本ブログは、米国時間 7 月 2 日に公開された ‛Sales Agent is now generally available: Bringing customer and deal intelligence into the flow of work’ の抄訳です。 この記事では、Microsoft 365 Copilot の Sales Agent が一般提供を開始したことをお知らせします。すべての営業担当者に、業務が発生するあらゆる場所で必要な顧客と商談のコンテキストを届け、より迅速な準備、より早いフォローアップ、そして CRM データの最新化を支援します。 現代の営業のスピードに合わせて設計された Sales Agent は、営業担当者が必要とする顧客と商談の情報にすばやくアクセスできるよう支援します。これにより、あらゆる商談によりよく準備して臨み、その後に重要な情報を記録し、すべての案件で勢いを維持できます。 Sales Agent は、CRM のインサイトと Microsoft 365 の業務データを作業の流れの中で 1 つにまとめることで、システム間の切り替えや、散在する情報源からの情報のつなぎ合わせといった手間を軽減します。 一般提供の開始により、組織は Sales… Read more

20260707-7
Copilot, Intune, Windows 365

第2回:人とエージェントが協働する“フロンティア企業”への道

By Hiroyuki Hikino

Cloud Endpoints と呼んでいる、Windows 365 や Azure Virtual Desktop のソリューション エンジニアを務める曳野(ヒキノ)と申します。「SE曳野の仮想デスクトップとAI」と題して、私たちの仮想デスクトップサービスとAIやエージェントの関係性を中心にブログをお届けしています。第2回目のテーマは「人とエージェントが協働する“フロンティア企業”への道」です。 前回は、自律型AIエージェントの仕組みをエアコンの自動運転に例えながら、エージェントを「どこで動かすか」という問いに対して、Windows 365 for Agents という実行環境をご提案しました。今回はその続きです。1体のエージェントを安全に動かせるようになった、その次に必ずやってくる問い――「エージェントが、組織に何十体も入ってきたら、会社はどうなるのか?」に向き合います。 執筆者:日本マイクロソフト株式会社 クラウド&AIソリューション事業本部 ソリューション エンジニア 曳野 洋幸 | 2026年7月15日 はじめに:この記事を読み終わったときの、あなた 最初にお約束します。この記事を読み終わる頃には、あなたは自社でAIエージェントを導入するときに何を準備すべきか、人事部に新入社員の受け入れを説明するのと同じ言葉で語れるようになっています。 「エージェント導入」と聞くと、多くの方はITプロジェクトを思い浮かべます。ツールを選定して、PoCをやって、展開する。もちろんそれも必要です。しかし、エージェントが1体から10体、100体になったとき、本質的に必要になるのは、ITプロジェクトの発想ではありません。 必要なのは、「採用」と「人事制度」の発想です。 エージェントを「雇う」と考えてみる 想像してみてください。あなたの部門に、中途入社の社員がひとり配属されるとします。会社は何を用意するでしょうか。 入社手続きをして、社員証を発行します。業務用のPCを貸与します。就業規則と情報セキュリティ研修で「やっていいこと・いけないこと」を伝えます。上司を割り当て、最初のうちは仕事ぶりをこまめにレビューします。そして試用期間を経て、信頼が積み上がった分だけ、裁量を広げていきます。 実は、AIエージェントを組織に迎え入れるプロセスは、これと驚くほど同じ構造をしています。 前回のエアコンの比喩が「1体のエージェントの中身」を説明するためのものだったとすれば、今回の「中途入社」の比喩は「エージェントと組織の関係」を説明するためのものです。この対応表を頭に置いて、ひとつずつ見ていきましょう。 社員証のないスタッフを、オフィスに入れますか? まず、社員証の話から始めます。ここが今回の記事で一番大事なところです。 エージェントに専用のIDを与える、と聞くと、こんな疑問が浮かぶかもしれません。 「エージェントにIDを持たせたら、責任もエージェントに移ってしまわないか? 何か問題が起きたとき、『エージェントがやりました』で済まされてしまわないか?」 とても良い疑問です。そして答えは明確に「ノー」です。むしろ逆なのです。 考えてみてください。エージェントに専用のIDが「ない」場合、エージェントはどう動くでしょうか。人間の誰かのアカウントを借りて動くことになります。すると何が起きるか。監査ログには「その人がやった」と記録されます。実際にはエージェントが実行した操作なのに、です。つまり、IDのないエージェントは、ログが嘘をつく状態を作ってしまうのです。社員証のないスタッフが、誰かの社員証を借りてオフィスに出入りしている状態を想像してみてください。何かあったとき、いったい誰が何をしたのか、誰にも分からなくなります。 エージェント専用のIDは、責任をエージェントに「移す」ための仕組みではありません。「行為者」と「責任者」を分離したうえで、責任の宛先を明確にするための仕組みです。「この操作はエージェントAが実行した。そしてエージェントAの責任者は、人間のBさんである」――この一文が言えるようになること。それがエージェントIDの本質的な価値です。 社員証には、必ず「身元保証人」が付く ここで、Microsoft Entra… Read more

Windows 365 for Agentsを説明するイメージ
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Windows 365 for Agents:AIエージェント向けのセキュアな実行環境

By Japan Windows Blog

本記事は、2026年7月8日に公開された Windows Blog の記事「Windows 365 for Agents: A secured execution environment for AI agents」の抄訳です。原文はこちらをご参照ください。 AIエージェントは、単なる質問への回答から、企業システム全体にわたるタスクの実行へと急速に進化しています。組織が実験段階から本番環境への移行を進める中、セキュリティ責任者にとって「エージェントを大規模かつ安全に運用するにはどうすればよいか」という課題が、依然として最重要課題として残り続けています。 現在、多くのエージェントは、ローカルマシン、共有仮想マシン、あるいは管理対象外にあるクラウドベースのインフラストラクチャなど、断片化された環境で稼働していることでしょう。そのため、IDの一貫した管理、ポリシーの適用、そしてセキュリティチームが必要とする可視化の維持が困難になる恐れを秘めています。 Windows 365 for Agentsでは、この状況を一変できます。 法人向けにエージェントを実行するクラウドPC - セキュリティ機能は予め組み込まれています。 Windows 365 for Agents とは、AI エージェント向けに構築された、セキュリティ対策が施された、管理型のクラウドPCを指します。法人の皆さまが現在、人間のユーザーを管理・保護しているのと同様に、Windows 365 for Agentsを利用することで、エージェントのワークロードに対しても、同じ法人レベルのセキュリティやコンプライアンス制御を適用できるようになります。 Windows 365 for Agentsは、Microsoft Entra、Microsoft Intune、Microsoft Defender、Microsoft Purview、Microsoft… Read more

Winmostar が ARM 版 Windows に対応 ‐ 場所を選ばないシミュレーション環境が次世代の研究を加速する
Surface

Winmostar が ARM 版 Windows に対応 ‐ 場所を選ばないシミュレーション環境が次世代の研究を加速する ‐

By Japan Windows Blog

デジタル化が急速に進む研究開発や教育の現場において、デバイスの進化は新しい発見の可能性を大きく広げます。このたび、株式会社クロスアビリティが開発・サポート・販売を手掛ける原子スケールの統合シミュレーション ソフトウェア「Winmostar (ウインモスター)」が、ARM 版 Windows 環境に対応したことをお知らせします。 今回の ARM 版 Windows 対応にあたり、日本マイクロソフトは技術情報の提供による支援を行いました。Snapdragon® X Plus 8 コアを搭載した Copilot+ PC / Surface の実機を用いた検証で、Winmostar が快適に動作することが確認されています。 Winmostar とは? ~ミクロの世界をコンピューター上で再現する~ 「Winmostar」は、量子化学計算、第一原理計算、分子動力学計算といった原子・分子スケールのシミュレーションを、直感的な画面 (GUI) から実行できる統合ソフトウェアです。 専門的に聞こえるかもしれませんが、簡単に言えば「コンピューター上で物質のさまざまな性質を予測し、実験では観察しづらい物質内部の構造や現象を解き明かす」ための強力なツールです。 従来、こうした計算には複雑なコマンド操作や専門的な知識が求められましたが、Winmostar なら分子・結晶構造の作成から物性の取得までを、パソコン 1 台でシームレスに完結できます。現在は、国内の主要な大学をはじめとする教育・研究機関から製造業の企業まで、幅広く導入されています。 ARM 対応の背景と、マイクロソフトとの連携 今回、クロスアビリティ社が ARM 対応に踏み切った背景には、「今後、教育やビジネスで使われる PC の CPU… Read more

Microsoft 365 Copilot の新機能 | 2026 年 6 月
Copilot, Microsoft 365

Microsoft 365 Copilot の新機能 | 2026 年 6 月

By Japan Windows Blog

※本ブログは、米国時間 6 月 30 日に公開された What’s New in Microsoft 365 Copilot | June 2026 の抄訳です。 この記事では、2026 年 6 月の Microsoft 365 Copilot に関する最新情報をお届けします。ユーザーが日々使用するアプリの生産性と効率を高めるのに役立つ Copilot 機能の最新情報を Microsoft 365 管理者の皆様にお伝えするために、新機能と機能強化について毎月ピックアップしてご紹介しています。 それでは、今月の新機能を詳しく見ていきましょう。 ユーザー向け機能: Copilot Cowork の一般提供 Copilot アプリと Chat での引用と推論の拡張 Copilot ノートブックの新しい参照とアクセス Copilot… Read more

Windows 365

SE曳野の仮想デスクトップとAI:AIエージェントの実行環境 #1

By Hiroyuki Hikino

Cloud Endpointsと呼んでいる、Windows 365やAzure Virtual Desktopのソリュション エンジニアを務める曳野 (ヒキノ) と申します。マイクロソフトの新年度が始まった2026年7月より、「SE曳野の仮想デスクトップとAI」と題して、私たちの仮想デスクトップサービスとAIやエージェントの関係性を中心にブログをお届けします。第1回目のテーマは「AIエージェントの実行環境としてのWindows 365」です。 業務をAIに任せたい、AIエージェントにうまく任せたい、でも、社内の機密情報をAIに渡してもよいものだろうか、AIが暴走をして勝手なことをし始めないだろうか、そんな心配毎をお客様からお聞きすることがあります。その答えの一つは、AIやエージェントを“どこで動かすか”にあるのですが、このブログ記事では、特に注目度が高い自律型のAIエージェントの仕組みを、エアコンの自動運転に例えながら解説しつつ、Windows 365 for Agents という実行環境についてご提案します。 執筆者:日本マイクロソフト株式会社 クラウド&AIソリューション事業本部 ソリューション エンジニア 曳野 洋幸 | 2026年7月1日 はじめに:人手不足とAI、その綱引きの正体 「AIに、もっと任せたい。」 「でも、勝手に暴走されるのは困る。」 人手不足のなか、24時間ずっと人が画面を見張ってもいられない。多くの企業がこの“綱引き”の真ん中で立ち止まっています。本記事は、その綱引きの正体を エアコンと自動運転 というたった2つの比喩で解きほぐし、最後には「自律型エージェントとは何か」を自分の言葉で説明できる状態を目指します。 そして後半では、この自律型エージェントを 企業の管理下で安全に動かすための実行環境――Microsoft の Windows 365 for Agents を紹介します。 AIの三段活用 ―― あなたは今どこ? AIの使い方は、大きく3段階に進化します。 段階 呼び方… Read more

ベンチマークを超えて: AI スピードでセキュリティを推進
Security

ベンチマークを超えて: AI スピードでセキュリティを推進

By Japan Windows Blog

著者: Taesoo Kim 氏 (Microsoft、Agentic Security 担当 Vice President) ※本ブログは、米国時間 6 月 17 日に公開された “Beyond the benchmark: Advancing security at AI speed” の抄訳です。 この記事の内容 ラボからパイプラインへ 今月の発見の数々 ヘッドラインの先へ: エンジニアリングの取り組みから得られた知見 今後の展望 AI スピードに対応した防御 詳細はこちら あらゆる脆弱性には、2 つの時計が動いています。1 つは、それを発見しようと急ぐ防御側のもの。もう 1 つは、先にそれを見つけようとするサイバー攻撃者のものです。ソフトウェアが存在する限りは、これらの時計は攻撃者に対して有利に働いてきました。なぜなら、現代のコードは膨大であり、相互に接続され、日々変化し続ける一方で、セキュリティ レビューは決まったタイミングでしか実施されないためです。「コードがリリースされる」時点と「コードがレビューされる」時点の間の空白こそが、リスクが静かに蓄積される場所なのです。 数か月前、私たちはそのタイミングを再構築することに着手しました。弊社は、コードネーム「MDASH」と呼ばれる、ソフトウェアの脆弱性をエンドツーエンドで発見、検証し、修復を支援するために構築された、Microsoft Security のマルチモデル エージェント型スキャンシステムを導入しました。その目標は、明確に表現するのは簡単ですが、実行するのは困難でした。それは、AI を活用した脆弱性の発見および修復機能を、研究プロジェクトから取り出し、エンタープライズ規模で、プロダクション… Read more

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Microsoft 米国本社役員が「茨城県つくば市立みどりの学園義務教育学校」を訪問

By Japan Windows Blog

「みどりの学園義務教育学校」は茨城県つくば市のみどりの地区に位置する小中一貫校で、1 年生から 9 年生までの児童・生徒、約 2,000 名が同じ校舎で学んでいます。つくばエクスプレス沿線の人口増加を背景に県内最大規模の在籍者数を有する同校では、ICT を日常的な学習ツールとして利用し、探究学習やプログラミング教育、STEAM などの先進的な学びに日々、取り組んでいます。 2026 年 4 月 16 日、Microsoft 米国本社の教育・労働・非営利分野を統括する部門である「Microsoft Elevate」のプレジデント Justin Spelhaug (ジャスティン・スペルホーグ)、ゼネラルマネージャー James Hutchinson  (ジェームズ・ハッチンソン)、ビジネスマネージャー Nicole Simmons  (ニコール・シモンズ)、日本マイクロソフト 業務執行役員 教育・社会基盤統括本部 統括本部長 宮崎 翔太、同 初等中等教育戦略本部 本部長 鈴木 大晴らが同校を訪問し、児童・生徒と交流、関係者との意見交換を行いました。なお当日は、同校の山田 聡 学校長、中村 めぐみ 教頭をはじめ、茨城県つくば市教育長の森田 充 氏、全国… Read more

Windows 11 ポイントインタイム リストア画面
Intune, Windows 11, Windows 365

Windows 11「ポイントインタイム リストア」の一般提供開始

By Japan Windows Blog

本記事は、2026年6月23日に公開された Windows Blog の記事「Point-in-time restore for Windows 11 is now generally available」の抄訳です。原文はこちらをご参照ください。 Windows PC に予期しない問題が発生したときのダウンタイムは1分たりとも無駄にできません。PC は更新プログラム、アプリ、ポリシー、ドライバー、ユーザー操作などによって常に変化しており、問題発生時の復旧は複雑になりがちです。IT 部門にとって、ユーザーを迅速に業務へ復帰させるためには時間のかかるトラブルシューティングや、数時間を要する再構築作業が必要になることもあります。 本日、Windows 11 に新たに搭載された復旧機能「ポイントインタイム リストア (Point-in-Time Restore)」が一般提供を開始したことを発表します。この機能は、デバイスを過去の正常な状態へ安全に戻すことで、数時間ではなく、数分で復旧できるよう設計されています。Windows Enterprise、Pro、Home エディションで利用でき、問題発生前の状態へ迅速に戻せる機能を、管理者とユーザーの双方に提供します。 今回の一般提供開始は、Windows の復旧機能とレジリエンス強化における重要な一歩です。また、「いざというときに信頼でき、シンプルで使いやすい復旧機能が欲しい」という Windows ユーザーおよび IT 管理者の声に応えるものでもあります。 Windows 11 のポイントインタイム リストアとは 「ポイントインタイム リストア」機能では、復元ポイントを一定間隔で自動的に作成し、デバイス上にローカルな場所に保存します。 この機能を利用することで、以前に記録された時点のシステム状態へ PC 全体を復元できます。復元対象には以下が含まれます。… Read more

Copilot, Microsoft 365

Microsoft 365 Copilot の新機能 | 2026 年 5 月

By Japan Windows Blog

※本ブログは、米国時間 5 月 29 日に公開された What’s New in Microsoft 365 Copilot | May 2026 の抄訳です。 この記事では、2026 年 5 月の Microsoft 365 Copilot に関する最新情報をお届けします。ユーザーが日々使用するアプリの生産性と効率を高めるのに役立つ Copilot 機能の最新情報を Microsoft 365 管理者の皆様にお伝えするために、新機能と機能強化について毎月ピックアップしてご紹介しています。 それでは、今月の新機能を詳しく見ていきましょう。 ユーザー向け機能: Anthropic の Claude Opus が利用可能に Microsoft 365 Copilot アプリの刷新されたデザイン、ノートブックの機能強化、Apple CarPlay… Read more