Copilot Code: コーディングの力をすべての人に
※本ブログは、米国時間 10 月 21 日に公開された ‛Copilot Code: Make the power of coding accessible to everyone’ の抄訳です。
課題に最も近いところにいる人々は、何があれば問題を解決できるのかを正確に把握していることがよくあります。常に最新の状態に保たれるトラッカー、意思決定を迅速化するダッシュボード、あるいは繰り返し発生する回避策を不要にする小さなツールなどです。Copilot Code は、そうしたアイデアを実際に機能するソリューションへと形にできるよう支援します。
何十年もの間、ナレッジ ワークの単位はファイル、つまりドキュメント、スプレッドシート、プレゼンテーションでした。AI モデルはコードを生成できますが、コードだけでは使えるソリューションにはなりません。依然として、環境をセットアップし、アプリケーションをホストし、他のユーザーと共有し、長期にわたって管理する必要があります。
Copilot Code は、Microsoft Copilot の新しい AI を活用したコーディング エクスペリエンスで、アイデアを実際に動作するソフトウェアへと形にできるよう支援します。ユーザーがすでに行っている業務を出発点とし、自然言語によるソリューションの構築を支援するとともに、プロジェクトの成長に合わせてプロフェッショナルな開発ワークフローへとつなげます。
業務を起点に、ローカルでもクラウドでも構築
複数のグローバル市場にわたる収益ギャップを埋めようとしているビジネス リーダーを例に考えてみましょう。基になるデータは、Power BI のテーブル、ドキュメント、会議、会話に分散しています。これまでは、それらすべてを 1 つにまとめるのは手間がかかるうえ、維持するのも困難でした。
このリーダーが本当に必要としているのは、投資判断をモデル化し、ビジネスへの影響を把握するのに役立つインタラクティブなアプリケーションです。つまり、ライブ データを使用し、入力内容に基づいてリアルタイムに計算を行う、信頼性の高いシミュレーションです。Copilot Code を使用すれば、開発予算やエンジニアリングの専門家がいなくても、これを自分自身で実現できます。
成果から始める。目標を自然言語で説明します。すると Copilot は要件を明確にするための質問を行い、Work IQ を活用して、メール、会議、ドキュメント、チャット、接続されたソースのデータから情報を取り込みながら、要件を具体化していきます。これは、最初のプロンプトにすべての要件が含まれていない場合でも同様です。
- 業務のコンテキストから構築する。Copilot は要件を明確にするための質問を行ったうえで、データ、前提条件、ビジネス コンテキストを集約したライブ コントロール センターを、実際に動作するアプリケーションとして構築します。
- 会話を通じて改良する。優先事項の変化に応じて、会話または直接編集によってアプリケーションを更新できます。最初からやり直すことなく、新しい視覚化、ビジネス ロジック、データ ソースを追加できます。
- プレビューのまま作業するか、コードを開く。コードを一切見ることなくライブ プレビューだけで作業することも、コードを開いて直接編集したり、ローカルのファイルやツールを使用したり、ターミナルを使用してソリューションをさらにカスタマイズしたりすることもできます。
- ローカルまたはクラウドで実行する。個人の生産性向上のためにプロジェクトをローカル デバイス上に保持し、必要に応じて更新することも、Microsoft が管理するクラウド環境に公開して他のユーザーと共有できるようにすることもできます。
その結果として得られるのは、入力が変わるたびに作り直さなければならない静的なファイルではありません。実際に動作し、しかも共有することもできるアプリケーションです。
プロジェクトの成長に合わせて拡張
プロジェクトは、1 人のためのソリューションとして始まり、小規模なチームを支えるものへと成長し、最終的にはより大規模な取り組みへと発展することがあります。その段階になると、リリース プロセス、品質レビュー、セキュリティ管理に加え、エンジニアリング チームとビジネス チームの間のコラボレーションが必要になる場合があります。
プロジェクトが成長するにつれて、追加のデータ ソース、業務システムとの統合、カスタム ロジック、継続的なメンテナンスが必要になることがよくあります。こうした要件によって、体系的なコラボレーション、変更レビュー、リリース管理の必要性が高まります。Copilot Code は、エンジニアリング チームがそうした作業にすでに使用しているワークフローへと移行するための道筋を提供します。
プロジェクトを新規または既存の GitHub リポジトリに接続し、ドラフト プル リクエストを作成します。これにより、エンジニアリング チームはレビューやさらなる開発に向けた実践的な出発点を得ることができます。
Copilot Code と GitHub Copilot は、基盤となる同じエージェント型テクノロジを共有していますが、それぞれ異なる働き方をサポートします。Copilot Code は、お客様の業務のコンテキストを出発点とし、自然言語によるソフトウェアの作成を支援します。プロジェクトでより広範なエンジニアリング コラボレーションが必要になった場合は、プロジェクトを共有のリポジトリやワークフローに取り込むことができ、コントリビューターはそこで、最も生産性を発揮できるツールを使って作業を続けることができます。
IT 部門による管理を維持しながら、構築したものを共有
Copilot Code で構築するものは、多くの場合、個人用のツールとして始まります。たとえば、商談の価値を見積もる計算ツール、毎朝確認する数値を表示するウィジェット、毎月のプロセスを数回のクリックで完了できるようにするアプリなどです。より多くのユーザーに提供する準備が整ったら、Copilot を使って組織全体に簡単に共有できます。
共有を目的としたアプリの場合、Copilot はそのアプリを Copilot Managed Runtime 上に構築するため、公開にあたって個別のデプロイ作業は必要ありません。基になるデータへのアクセス許可を持つ組織内のユーザーであれば、誰でもそのアプリを使用できます。アプリケーションは、組織ですでに構成されているガバナンス、セキュリティ、管理の制御を継承します。チームは、管理者が管理しなければならない別のシステムを追加することなく、独自に構築したソリューションのメリットを享受できます。
始めましょう
AI は、ソフトウェアの構築方法を変えつつあります。Copilot Code は、ユーザーがすでに行っている業務を出発点として、そのアイデアを実際に機能するソリューションへと形にできるよう支援します。業務を理解している人がその業務に必要なものを構築でき、組織は構築されるものに対する管理を維持できます。Copilot Code は、本日より Frontier プログラムを通じて展開が始まります。業務を最もよく知る人々を起点としてソフトウェアの作成が始まるとき、何が可能になるのか。それを探求されるお客様から学べることを楽しみにしています。
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