携帯性を考えるとスマートフォンだけを持ち歩くのが理想。しかし、生産性を考えるとノートPCは手放せない。お客様に商品を説明するためのタブレットも持っていかなければ・・。こんなふうに、外出や出張の際に持っていくデバイスで頭を悩ませることは、もはやなくなりそうです。 Windows 10 Mobileの注目機能「Windows スマートフォンの Continuum(コンティニュウム)」を使えば、スマートフォンを外部ディスプレイに接続して、まるでPCのように活用することができます。 Windows スマートフォンの Continuumとは何か? Windows スマートフォンの Continuum は、Windows 10 Mobile デバイスをPCのように使うことができる機能です。 日常のビジネスシーンを思い浮かべてみて下さい。通勤するとき、デスクで作業をするとき、会議に出席するとき、取引先を訪れるとき、出張するとき、ビジネスの現場には多様な状況があります。その状況に適したデバイスには、今やたくさんの選択肢がありますし、実際に複数のデバイスを持ち歩いている方もいらっしゃると思います。社内ではデスクトップPCとノートPC、移動中はノートPCとスマートフォン、通勤中はスマートフォンとタブレット、通話はスマートフォンと携帯電話、製品説明はタブレットといった選択肢が考えられますが、これらが一つになったらどれだけ楽なことでしょう。デバイスを管理する側の負担も軽減できるはずです。 Windows スマートフォンのContinuumは、このように状況が変わる場合でも、同じWindows 10 Mobileデバイスを使って、途切れさせることなく、連続的に作業を続けることができる機能です(Continuumは連続したつながり、継続性と訳されます)。デバイスと外部ディスプレイをHDMI、もしくはMiracast(ミラキャスト)で接続すると、外部ディスプレイにデスクトップ画面が表示され、WordやExcel、PowerPoint、Microsoft EdgeなどのWindows ユニバーサルアプリを起動することができます。 Windows 10 Mobile以外のスマートフォンでは、画面を外部ディスプレイに出力しても、単にスマートフォンの画面と同じ画面がミラーリングされるだけでした。このため、プレゼンのような画面出力としての使い道はあっても、そのプレゼン資料を作成したり、プレゼンに盛り込むグラフを編集したりといった入力作業には向いていません。 これに対して、Windows スマートフォンの Continuumでは、スマートフォンの画面とは別のデスクトップ画面が外部ディスプレイに表示されます。デスクトップPCの構成でいうところの本体がスマートフォンになっているイメージです。元々、Windows スマートフォンにはキーボードやマウスを接続できるので、起動したアプリに文字を入力したり、図形をレイアウトするといった作業にPCと同様の操作性と視認性で取り組むことができるようになります。 また、外部ディスプレイにデスクトップ画面を出力しているときは、スマートフォンの画面には今まで通りの画面が表示させるか、タッチパッドとして利用するかの選択が可能です。いずれの場合も着信したメールを確認したり、電話をかけたりと、デスクトップでの作業と並行して、今まで通りスマートフォンを利用できます。これ一台でスマートフォンとしても、PCのようにも利用できることは、他のスマートフォン向けOSにはないWindows 10 Mobileならではの特徴と言えるでしょう。 ※ Continuum 対応のWindows 10 Mobile デバイスについては、各メーカーにお問い合わせ下さい。 Read more