September 7, 2018 6:50 am

モダン デスクトップへの移行を支援

(この記事は 2018 年 9 月 6 日に Microsoft 365 Blog に投稿された記事 Helping customers shift to a modern desktop の翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)

今日の IT 部門にとって、新たなイノベーションの創出はもちろん、業務関連の日常的なニーズへの対応も簡単なことではありません。特にデスクトップ管理は厄介な作業です。マシンの展開プロセス、最新状態の維持、エンドユーザー サポートの提供など、時間のかかることが多く、もう何年も同じ状況が続いています。今年の春に、マイクロソフトはモダン デスクトップのビジョンを発表しました。モダン デスクトップとは、クラウドから常に安全かつ最新の状態を維持できる、Windows 10 と Office 365 ProPlus を基盤としたデスクトップのことです。このデスクトップ管理の新たなアプローチは、生産性と安全性を最大限に追及したエンド ユーザー エクスペリエンスをお届けすることだけではなく、IT 部門が時間とコストを節約できるよう支援することも視野に入れています。

今回マイクロソフトは、以下の 3 つの点に取り組み、皆様のモダン デスクトップ エクスペリエンスへの移行を支援することにしました。

  • クラウド ベースの分析ツールによって、モダン デスクトップの展開をさらに容易にする
  • Windows と Office のアップグレードや更新に際してアプリの互換性を確保するためのプログラムを提供する
  • サービスやサポートについて見直すことによって、より柔軟なオプションをご用意する

分析によってモダン デスクトップの展開を容易に

お客様からのご意見として、アップグレードや更新で特に苦労していることとしてアプリケーションのテストが挙げられていました。既存アプリケーションの分析は、デスクトップの展開プランの重要な要素です。ただ、アプリのテストと問題への対処は、以前から手作業で行われており、時間的負担も少なくありません。Microsoft 365 は、System Center Configuration Manager, Microsoft Intune, Windows Analytics, Office Readiness Toolkitなどモダン デスクトップへの移行を支援するためのツールを提供しています。

そこで今回、Windows Analytics を拡張した新たなクラウド サービス「Desktop Analytics」を発表します。Configuration Manager に統合されたこのサービスは、1) 組織内で実行されているアプリの一覧表を作成すること、2) Windows 10 と Office 365 ProPlus の最新の機能更新プログラムと既存アプリケーションの互換性を評価すること、3) 最小限のデバイスですべてのアプリケーションとドライバーをカバーするパイロット グループを構成することという機能を含んでおります。

新しい Desktop Analytics サービスが提供するインサイトとインテリジェンスを活用すれば、IT 部門の皆様は、Windows や Office クライアントをアップデートする準備が整っているかどうかを、適切な情報に基づいて判断できます。また、それらのインサイトを踏まえ、Configuration Manager からパイロット環境や展開環境を最適化することができます。組織内のデータと、既にモダン デスクトップが稼働している数百万ものデバイスから収集されたデータを組み合わせ、マイクロソフトのクラウド サービスに接続することで、IT 部門は特定のデバイスやアプリに関する有用な情報を入手し、それらを自社の展開計画に取り入れ、検証作業に憶測が入り込まないようにし、必要な箇所に重点的に取り組むことができるようになります。Desktop Analytics サービスについては、Ignite で詳しくお伝えする予定です。

アプリの互換性に関するお約束を実現するために

今回、Windows 10 と Office 365 ProPlus のアプリケーションの互換性に関する問題に対処するための Microsoft FastTrack の新サービス「Desktop App Assure」もリリースいたします。Windows 10 は最も互換性に優れた Windows オペレーティング システムです。お客様の診断データや、数百万の Windows Insider Program 参加者による毎月の Windows 早期ビルドの検証によると、99% のアプリケーションに対して互換性が確認されています。一般的には、Windows 7 で動作するあらゆるアプリケーションが Windows 10 とその後の機能更新プログラムでも動作すると考えて差し支えありません。それでも、Windows 10 または Office 365 ProPlus を更新した後で互換性の問題が生じた場合は、FastTrack を通じてお知らせいただければ、マイクロソフトのエンジニアが、問題解決までフォローアップいたします。端的に言うと、Desktop App Assureは、Windows 10 と Office 365 ProPlus に関するアプリの互換性のブロッカーを削除することに努めます。

Desktop App Assure は、Windows 10 Enterprise、Windows 10 Education、Office 365 ProPlus のすべてのお客様に追加コストなしで提供されます。この新サービスについても、Ignite で詳しくご紹介します。まず 10 月 1 日より北米でプレビューを開始し、来年 2 月 1 日より全世界での提供を開始する予定です。

サービス提供とサポートの選択肢を広げる

エンタープライズと教育機関のお客様の Windows 10 のサポート期間延長

昨年 4 月、Windows 10 と Office 365 ProPlus のアップデートの時期の予測を立てやすくするために、リリースターゲットを 3 月と 9 月に統一しました。Mars や Accenture (英語) などの企業では、モダン デスクトップへの移行が完了し、Windows 10 と Office 365 ProPlus の半期チャネルでの定期的なアップデートが問題なく行われています。しかしその一方で、Windows 10 の更新サイクルについてもう少し時間と柔軟性を増やしてほしいというお客様もいらっしゃいます。

これまでのフィードバックに基づき、以下の 4 つの変更を発表します:

  • Windows 10 Enterprise/Education のサポート期間中の機能更新プログラム (バージョン 1607、1703、1709、1803) は、サポート期間がそれぞれのリリース日から 30 か月となります。
  • Windows 10 Enterprise/Education の 9 月をリリース月とする今後の機能更新プログラム (バージョン 1809 以降) については、サポート期間がそれぞれのリリース日から 30 か月となります。
  • Windows 10 Enterprise/Education の 3 月をリリース月とする今後の機能更新プログラム (バージョン 1903 以降) については、引き続きサポート期間をそれぞれのリリース日から 18 か月とします。
  • Windows 10 Home、Windows 10 Pro、Office 365 ProPlus のすべての機能のリリースについては、引き続きサポート期間をそれぞれのリリース日から 18 か月とします (3 月と 9 月にリリースされる機能更新プログラムが該当)。

2018 年 9 月から適用される、モダン デスクトップの新しいサポート ポリシーをまとめると、次のようになります。

製品 3 月リリース 9 月リリース
Windows 10 Enterprise 18 か月 30 か月
(これまでは 18 か月)
Windows 10 Education
Windows 10 Pro 18 か月
Windows 10 Home
Office 365 ProPlus

Windows 7 の延長セキュリティ更新プログラム

以前にお伝えしたとおり、Windows 7 の延長サポートは 2020 年 1 月 14 日に終了します。現在、多くのお客様に Windows 10 のモダン デスクトップ導入を進めていただいていますが、お客様によって Windows 10 へのアップグレード プロセスの進捗は異なります。

そうした状況を踏まえ、有料の Windows 7 延長セキュリティ更新プログラム (ESU) を 2023 年 1 月まで提供いたします。Windows 7 ESU はデバイス単位で販売され、1 年ごとに価格が上昇します。Windows 7 ESU は Windows 7 Professional と Windows 7 Enterprise のボリューム ライセンスのすべてのお客様にご利用いただけます。ソフトウェア アシュアランス、Windows 10 Enterprise または Windows 10 Education のサブスクリプションをお持ちのお客様には割引が適用されます。また、有効な Windows 7 ESU がデバイスに適用されている場合、そのデバイスの Office 365 ProPlus は 2023 年 1 月までサポートされます。つまり、Windows 7 ESU をご購入されたお客様は、引き続き Office 365 ProPlus をご利用になれます。

詳細についてはパートナー様やマイクロソフト アカウント チームにお問い合わせください。

Windows 8.1 と Windows Server 2016 での Office 365 ProPlus のサポート

Office 365 ProPlus では Office デスクトップ アプリをクラウドに接続することで、常に最新の状態を維持できます。オペレーティング システムの移行に伴って Office 365 ProPlus を既にお使いのお客様をサポートするため、Office 365 ProPlus に関する Windows のシステム要件を見直し、 2 月に発表した内容 の一部を変更します。今回、以下の点で Office 365 ProPlus のシステム要件を変更します。

  • Office 365 ProPlus は、Windows 8.1 のサポートが終了する 2023 年 1 月まで、引き続き Windows 8.1 でサポートされます。
  • Office 365 ProPlus は、引き続き 2025 年 10 月まで Windows Server 2016 でサポートされます。

Office 2016 から Office 365 サービスへの接続サポートの延長

今回、Office 365 のサービス接続に関するシステム要件も見直します。当初は、2020 年 10 月 13 日より、Office 365 サービスに接続するにはメインストリーム サポート中の Office 365 ProPlus または Office 2019 クライアントが必要になるとしていました。この方針を変更し、エンタープライズのお客様がクラウドへの完全移行にじっくり取り組めるように、2023 年 10 月まで引き続き Office 2016 から Office 365 サービスへの接続をサポートいたします。

モダン デスクトップへの移行

マイクロソフトは、お客様からのフィードバックを踏まえたデスクトップ展開に関する新しい機能、サービス、ポリシーを導入するよう努めています。Windows 10 と Office 365 ProPlus の組み合わせにより、最も生産性が高く、最も安全なエクスペリエンスを実現することができます。今回の発表によって、モダン デスクトップへの移行が一段と容易になると確信しております。生産性と安全性に優れているだけでなく、IT 部門の時間とコストも節約できるエクスペリエンスへのアップグレードをぜひご検討ください。詳しくは Ignite でご説明を予定しています。

Updated September 7, 2018 8:22 am

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