2019年1月21日 10:44 AM

Microsoft HoloLens 日本上陸2周年!コミュニティイベント開催レポート

Windows 10 を搭載した世界初の自己完結型ホログラフィック コンピューター「Microsoft HoloLens」が日本で発売されて2周年となった2019年1月18日(金)に、HoloLens 開発者コミュニティ HoloMagicians 主催で、2周年記念イベント「Tokyo HoloLens ミートアップ vol.13 日本上陸2周年記念!」が開催されました。コミュニティから250名を超える方々が参加され、HoloLens の生みの親アレックス キップマンからホログラムメッセージが紹介されるなど、大変な盛り上がりを見せたイベントの様子をご紹介します。

最初に登壇した、日本マイクロソフト株式会社 業務執行役員 Microsoft 365 ビジネス本部 本部長 三上 智子からは、HoloLensの国内発売2年目(2018年1月18日~2019年1月18日まで) の主な出来事をご紹介しました。

特にこの1年間で、HoloLens 用 OS の日本語対応MR ビジネスアプリケーションの一般提供開始トヨタ自動車様や東日本旅客鉄道様東急建設様、JRCS様をはじめとする様々な企業での活用・検討が着実に進んできていることをご紹介しました。また、エンターテイメントや観光などの分野でも、MR ミュージアム in 京都ゴジラ・ナイトYaris WRC HoloLens シミュレーションなど、MR 活用が広がりをみせていることをご紹介しました。

さらに、Microsoft Mixed Reality パートナープログラム認定パートナーが、2018年1月18日時点の9社から、現在では24社まで拡大し、またリセラーやレンタルパートナーが立ち上がるなど、着実にビジネスの基盤を構築した1年となったことをご紹介しました。

さらに、HoloLens 生みの親で、マイクロソフトコーポレーションのテクニカルフェロー、アレックス キップマン(Alex Kipman)からの、ホログラムメッセージが紹介されました。このホログラムメッセージは、日本の開発者の皆様に向けて、特別にアレックス本人の全身を 3D キャプチャして作成されたものです。日本のみなさま限定で、HoloLens もしくは、Mixed Reality Portal 上の 3D Viewer にて 1か月間のみ期間限定公開されております。ぜひダウンロードして、お試しください。

 

つづいて登壇した、日本マイクロソフト株式会社 パートナー事業本部 パートナーテクニカルアーキテクト 高橋 忍からは、テクノロジーの観点でこの1年を振り返りました。

とくに、HoloLens 用 OS である、Windows 10 for Microsoft HoloLens の進化によって、日本語対応や、両手を使ったジェスチャーの追加、Quick Action Menu の追加などをご紹介しました。また、Windows Mixed Reality の各種機能を実装するための基本コンポーネント・UIコントロールのサンプルであるMixed Reality Toolkit(MRTK) の進化や、Mixed Reality Portal の進化についてふれ、この1年で着実にソフトウェアやテクノロジー面で、HoloLens が進化していることをご紹介しました。

最後に、集合写真では、3D ホログラムのアレックス キップマンも一緒に撮影を行い、また参加者のみなさまは、それぞれにアレックスとの記念撮影を楽しみました。

このほかにも、展示や Live Talk などによって会場は熱気に包まれました。

マイクロソフトは、「Empower every person and every organization on the planet to achieve more.(地球上のすべての個人とすべての組織が、より多くのことを達成できるようにする)」を企業ミッションとしており、日本マイクロソフトは、この企業ミッションに基づき、「革新的で、安心して使っていただけるインテリジェントテクノロジを通して、日本の社会変革に貢献する」企業像を目指しています。現実世界とデジタルの世界を融合できるMixed Realityは、物理的な空間を超えて他のユーザーとシームレスにつながるなど、世界中のお客様が、これまで不可能だったことを可能にする力を秘めています。
日本マイクロソフトは、コミュニティの皆さまやパートナー企業とともに、さらにMixed Realityの世界を拡げていくべく取り組んでいきます。引き続きMixed Realityにご注目ください。