2020年2月19日 1:29 AM

Microsoft Teams 教育機関の国内最大活用事例: 国立高等専門学校機構


独立行政法人 国立高等専門学校機構 (以下、高専機構) では、Microsoft Teams の活用が一気に加速しています。2019 年初頭に運用が開始されてから一年経たずに、学生・教職員約 70,000 ユーザーに利用の輪が広がり、2,730 個ものチームが作成・運営されています。

「ビデオ会議は Teams で行う」ことを決定

高専機構は、現在、全国 51 校・55 キャンパスの国立高等専門学校 (以下、国立高専) を運営するだけではなく、モンゴル・タイ・ベトナム等諸外国への「日本型高等専門学校教育制度 (KOSEN)」の導入支援を展開しています。各プロジェクトや海外との交渉などを円滑に進めるために、2019 年初頭、より効率的で使いやすい環境を求め「ビデオ会議は Teams で行う」ことを決定しました。全国 51 高専の運営と KOSEN の海外展開のサポートを、格段に効率化することができるようになり、運用が開始されると学生・教職員 約 70,000 ユーザーに活用の輪が一気に広がり、一年と経たずして 2,730 のチームが作成・運用されるに至っていっております。作られたチームは、研究室やクラブ活動、学生寮といった単位で多く活用されているようです。中には『2018 年 7 月豪雨災害』というチーム名もあり、さまざまな状況下で学生同士、および教員と学生たちのコミュニケーション手段として活用されていることがうかがえます。

導入時の問い合わせは「ほぼゼロ」。

Microsoft Teams の導入にあたり、全国の国立高専の情報担当者に向けた勉強会をオンラインで実施されました。勉強会自体を Microsoft Teams のビデオ会議で行なうことで、受講者は実際に操作を体験できました。担当者は導入時の問い合わせがとても多いことを覚悟していましたが、Microsoft Teams に関する TIPS 集や、最低限の操作方法を整理した簡易マニュアルが功を奏し、現場から困惑の声や導入時の問い合わせは「ほぼゼロ」だったとのことです。

Teams そして Surface を活用し、ロボコン地区大会で優勝 全国大会に出場

全国 51 高専の一つ、国立岐阜工業高等専門学校では BYOD (Bring Your Own Device) の推進にあたり、Surface Go を導入している。活用範囲は授業のみにとどまらず、同校のロボット研究会では「高専ロボコン」出場に向け、プロジェクトのコミュニケーション ツールとして Surface Go と Microsoft Teams を活用しています。
ロボット研究会では実際に Microsoft Teams を利用し、以下のようにご利用いただいております。
「ロボット制作は、加工部や設計部、電気部と、チームがそれぞれ並行して作業をしながら進めています。Teams は担当ごとにチャネルを分けながら、共通のコミュニケーション基盤として、全員で情報を共有できる点が便利です」
「たとえば、Microsoft Excel で作った備品の購入表を Teams にアップして、関係者で共同編集しています。タスク管理は Microsoft To Do でプロジェクトに必要な行程を把握しています。全体のスケジュール管理には Microsoft Planner を使うなど、コミュニケーションはすべて Teams 上で共有できます」
このように学生主体での円滑なコミュニケーションが実現した結果 全国大会に出場という素晴らしい結果に結びつきました。

事例:

独立行政法人 国立高等専門学校機構
ビデオ会議から資料共有まで、学生・教職員約 70,000 ユーザー、2,730 チームが、Microsoft Teams を積極活用。国際交流および全国 51 校、55 キャンパスの国立高等専門学校とのコミュニケーションを迅速化。
https://customers.microsoft.com/en-us/story/782051-national-institute-technology-education-teams-japan-ja

岐阜工業高等専門学校
ロボコン地区大会で優勝し全国大会に出場。Surface Go と Teams を活用した学生主導の開発プロジェクト
https://customers.microsoft.com/en-us/story/769056-gifu-college-education-microsoft365-teams-surface-japan-ja