10月 6, 2021 12:25 am

Microsoft Teams でのウェビナーとブロードキャスト機能の強化

※本 Blog は米国時間 2021 年 9 月 27 日に投稿された Elevate webinar and broadcasting experiences with Microsoft Teams の日本語抄訳です。

今日、イベントが進化を続ける中で、オンライン イベントが定着しつつあることは間違いありません。対面式のイベントに参加して直接やり取りできないことを残念に思う一方で、オンライン イベントに移行したことで、開催者や発表者が視聴者とつながる方法が変わりました。新たな方法で関与することで、よりパーソナライズされたインクルーシブなエクスペリエンスを実現しています。オンラインへの移行により、社内の全社会議だけでなく、社外の顧客向けウェビナーや全世界に向けたライブ イベントの配信など、どこにいてもだれとでもつながれるようになりました。

本日の Enterprise Connect では、ウェビナーの制作と配信のエクスペリエンスを強化する Microsoft Teams の新機能を発表しました。以下に、Microsoft Teams によってデジタル ファーストのイベント エクスペリエンスを強化する方法を詳しくご紹介します。

ウェビナーのカスタマイズによって視聴者のエンゲージメントを強化

5 月の Microsoft Teams のウェビナー機能の発表に続き、今後も強力なツールやエクスペリエンスを提供します。社内のコラボレーションや会議で日常的に利用しているツールを新たな方法でウェビナーや社外イベントでも利用できるようになります。

Microsoft Teams のウェビナー機能

今回は、ウェビナーの開催とサポートを容易にする新機能として、各イベントに複数の開催者を割り当てることができる共同開催者機能を導入します。共同開催者の割り当ては、ウェビナーのオプションからアクセス可能で、ウェビナーの開始前に設定する必要があります。[Choose co-organizer] の下にあるドロップダウン メニューを選択し、招待者の一覧から最大 10 名の共同開催者を指定します。共同開催者が利用できる機能や権限は開催者と同じで、ロビーで待機しているユーザーの参加許可、イベント オプションの管理、投票の作成、オーディオ設定の制御、コンテンツの共有、イベント中の参加者のフィードへのスポットライト設定など、さまざまなタスクを実行することができます。この機能は、今後数か月以内に一般提供が開始される予定です。

ウェビナーの案内をシームレスにする新機能も導入します。ウェビナーを設定すると、参加者に登録用の招待状が送信されます。参加者が登録すると、ウェビナーの招待状が参加者の予定表に自動的に追加されるため、予定を立てやすくなり、イベントの開催日を忘れることもなくなります。また、参加者に送信する確認メールには、送信者名とドメイン メールにテナント名が含まれるようになり、参加者はイベントの案内を送信したユーザーを簡単に確認できます。これらの機能は、年内に一般提供が開始される予定です。

Microsoft Teams のウェビナー機能

このオンライン空間でも、発表者が印象に残って際立つように、先日発表したミーティングの発表者機能を Microsoft Teams のウェビナーに直接追加します。Cameo とスピーカーコーチを利用すれば、リモートでも発表者がプレゼンテーションで最大限の力を発揮することができます。PowerPoint の新機能である Cameo では、Teams のカメラ フィードがプレゼンテーションにシームレスに統合され、スライドに発表者のフィードを表示する方法と場所をカスタマイズしたり、PowerPoint のデザイナーによる見やすいレイアウトの提案を確認したりすることができます。プレゼンテーションの際には、Teams の PowerPoint Live を利用することで、発表者と視聴者の両方がどこにいても臨場感のあるインクルーシブなエクスペリエンスを実現できます。また、プレゼンテーションを事前に録画して、自分にとってやりやすい方法で発表することもできます。

スピーカーコーチ

オンライン空間に登場して発表することだけでなく、その内容を伝える方法も同じくらい重要です。スピーカーコーチは、ウェビナーで最大限の力を発揮することができるように、パーソナライズされたコーチングを行います。ウェビナーでスピーカーコーチをオンにすると、発話スピードが速すぎないか、他のユーザーの発言を遮っていないか、視聴者の反応を確認しているかといったアドバイスを AI が行います。この機能により、プレゼンテーションなどの発表の機会に自信を持って話せるようになります。また、ミーティング後には包括的なデータと共に、スピーカーコーチが記録した場面のプライベート レポートを確認できるため、反省点を次回のイベントに活かすことができます。Microsoft Teams の Cameo とスピーカーコーチは、年明けに提供が開始される予定です。

Q&A 機能

参加者にとっても関与しやすいエクスペリエンスを実現するため、ウェビナーで体系的な質疑応答 (Q&A) 機能を提供します。この新機能により、任意の Teams ウェビナーにオープンまたはモデレート機能付きの Q&A セッションを追加できます。設定プロセス中にアプリを追加するだけで、ウェビナーの開始後に開催者や発表者がベスト アンサーへのマーク、回答の絞り込み、質問のモデレートや終了、投稿のピン留めなどの操作を行うことができます。質問への回答は、元の質問と共に会話にスレッド化され、発表者は共同モデレーターとして質問を選別することができます。この Q&A 機能は、年内にパブリック プレビューとして提供が開始される予定です。

Teams ウェビナーを LinkedIn で直接ライブ ストリーミングできる

ソーシャル メディアがコンテンツを投稿、共有するための一般的なプラットフォームとなる中で、開催者や発表者は、こうした各種プラットフォームで簡単にライブ ストリーミングを行う方法を模索しています。そこで、ビジネス向け SNS のユーザーと簡単につながることができるように、Microsoft Teams は LinkedIn Live の優先パートナーとして完全に統合され、Teams ウェビナーを LinkedIn で直接ライブ ストリーミングできるようになります。Teams でウェビナーを予定している場合は、LinkedIn Live アプリをイベントに追加し、LinkedIn アカウントを使用してサインインして、新しいストリームを設定して予定を追加します。ストリームの予定を追加すると、LinkedIn にスケジュールされたストリームが作成されます。予定時刻の 15 分前にウェビナーに参加し、必要に応じて他の発表者と一緒に準備することができます。ウェビナーを開始すると、参加者にイベントへの参加を促すリマインダー通知が LinkedIn に表示され、LinkedIn 投稿から寄せられるリアルタイムのコメントやリアクションをすべて Teams 内で確認できます。この機能は、年内に一般提供が開始される予定です。

上記の機能はすべて、既存の Office および Microsoft 365 プラン¹ に含まれます。これらの新機能を利用するために、新たな製品やライセンスを購入する必要はなく、追加料金や隠れたコストは一切かかりません。

世界中どこからでもオンライン配信

従来、地域のスタジオでイベントを制作していた企業は、世界各地からリモートでメディア フィードのライブ ストリーミングを行うようになりました。制作するイベントごとにワークフローや要件は異なるため、使用するハードウェアやソフトウェアを問わず、Microsoft Teams をシームレスに統合できるようにします。

Microsoft Teams のハードウェア出力機能

今回、ポートフォリオを拡大し、ビデオ/オーディオ業界のリーダー企業である AJA および Blackmagic Design と提携することで、一部のハードウェア機器と Microsoft Teams のハードウェア出力機能を提供します。サポート対象のハードウェア機器を接続すると、そのハードウェアが Teams によって認識され、個人のメディア ストリームをクリーン フィードとしてハードウェアに直接送信できます。個々の会議参加者の完全なクリーン フィードは、Teams から直接 AJA または Blackmagic Design のハードウェアに送信され、SDI や HDMI など、ハードウェアでサポートされる任意の形式で出力できます。この操作を実行するには、ユーザー名をクリックすると、[Send to hardware] オプションが表示され、デバイスを選択できます。ハードウェアでサポートされる解像度を選択すると、すぐにフィードが開始され、ライブ配信に直接取り込むことができます。この機能は、10 月中に一般提供が開始される予定です。

NDI 5

過去には、Teams に NDI 出力機能を追加し、企業がビデオ フィードをローカル ネットワークで再配信してライブ イベントを制作できるようにしました。そして今年、NewTek NDI が最新バージョンの NDI 5 をリリースしたことで、ユーザーはあらゆる場所のあらゆるデバイスに接続し、ほぼすべての動画アプリケーションを利用して作業できるようになりました。今回、Teams では最新バージョンの NDI 5 の機能との完全な互換性が実現されます。これにより、あらゆるネットワークで Teams と NDI 5 がシームレスに連携し、プライバシーやセキュリティが向上すると共に、NDI ツールの強化によってライブ ビデオ制作やリモート接続の新しい機会がもたらされます。これらの機能は Teams でネイティブにサポートされ、ミーティング設定で NDI のアクセス許可をオンにすることで設定できます。この互換性機能は、10 月中に一般提供が開始される予定です。

今年、Microsoft Teams 用の Broadcast Development Kit (BDK、英語) がリリースされました。このソリューションは、オープンソースとして GitHub で公開されており、SRT および RTMP ストリームを Teams 会議への出力と取り込みの両方に使用することができます。パートナー企業の Evertz は、Teams 用 BDK との統合を既に開始しており、Web ベースの BRAVO Studio のアップデートを近日中に予定しています。年内には、Teams 通話を同社の Web ベースのソリューションに直接接続し、Teams の参加者がライブ イベントの制作に貢献する場合に、クラウド上でコンテンツを簡単に切り替えられるようになります。

本日発表された新機能により、Microsoft Teams では、あらゆる接続方式 (NDI、SDI、HDMI、SRT、RTMP) での配信用コンテンツの生成がサポートされ、世界中のゲストにイベントに参加してもらうことが、これまで以上に容易になります。

オンライン イベントを開催および制作する際には、今後さらなる創造力が求められると共に、さらに多くのユーザーが参加できるようにする必要があります。新しいハイブリッド ワーク環境でのイベントの世界が展開していく中で、Microsoft Teams を通じて、相手がどこにいても、お客様やコミュニティとのつながりやエンゲージメントを強化できるように今後もお手伝いしてまいります。

¹ これらの新機能は、Office 365 および Microsoft 365 E3/E5/A3/A5 プランで提供されます。Microsoft 365 Business Standard プランと Microsoft 365 Business Premium プランでは、参加者が 300 人までの場合には、すべてのウェビナー機能をご利用いただけます。2021 年中はキャンペーン期間として、Office 365 E1/A1Microsoft 365 Business Basic プランを含む既存のサブスクリプションをお持ちの Teams ユーザーなら、どなたでもこれらの機能をお試しいただけます。機能に関する詳細や提供状況については、Microsoft 365 ロードマップおよび Microsoft Docs をご確認ください。

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