2022年10月7日 3:10 AM

Windows 11 2022 Update の入手方法

※ 本ブログは、米国時間 9/20 に公開された “How to get the Windows 11 2022 Update” の抄訳です。

John Cable (Windows Servicing and Delivery グループ、プログラム マネージメント担当バイス プレジデント)

本日、Panos Panay から Windows 11 の最新バージョンとなる Windows 11 2022 Update のリリースと提供状況が発表されました。Windows は、10 億人以上の人々がつながり、学習し、遊び、仕事をするうえで重要な要素です。この記事では、2022 Update (Windows 11 バージョン 22H21) の入手方法、継続的なイノベーションを提供するためのアプローチの詳細 (更新エクスペリエンスの強化など)、法人および教育機関のお客様向けの情報をご紹介します。

更新プログラムの入手方法

本日より、Windows 11 の初回となるメジャー アップデートが、更新を希望するユーザーに向けて提供されます。マイクロソフトの Windows 11 へのアプローチには、確立済みのシステムとプロセスを利用しています。計画的かつ段階的なロールアウトでは、更新をスムーズに実施できるよう、お使いのデバイスの準備が整っていることを示すデータが得られた場合に Windows Update から更新プログラムを提供します。当初は品質シグナルを注視し、最初の数週間のうちに提供範囲を徐々に拡大します。アプリケーションの互換性などの問題がデバイスから検出された場合は、安全性を考慮して更新が保留され、その問題が解決されるまで更新プログラムが提供されない可能性があります。Windows 11 のロールアウト状況、安全性を考慮した更新の保留、ご利用のデバイスに適用される可能性のある保留の詳細については、Windows リリース正常性ハブをご確認ください。Windows 11 のインストール方法については、こちらのページをご覧ください。

Windows 11 デバイス

Windows 11 バージョン 21H2 を実行している対象デバイスをご利用で、最新の機能更新プログラムに関心があり、今回のリリースをデバイスにインストールする準備ができている場合には、Windows Update の設定 ([設定]、[Windows Update]) を開いて [更新プログラムのチェック]² を選択すると、更新プログラムをインストールできます。Windows 11 デバイスの 2022 Update への更新方法の詳細については、こちらの動画 (英語) をご覧ください。

Windows Update

Windows 10 デバイス

現在、Windows 10 をご利用のお客様は、PC 正常性チェック アプリを使用して、お使いのデバイスがアップグレードの対象となるかどうか (Windows 11 の最小システム要件を満たしているかどうか) を確認することができます。次に、Windows Update の設定 ([設定]、[更新とセキュリティ]、[Windows Update]) を開いて [更新プログラムのチェック]34 を選択すると、そのデバイスに Windows 11 バージョン 22H2 をインストールする準備ができているかどうかを確認できます。お使いのデバイスがアップグレードの対象となり、アップグレードの準備ができている場合は、ダウンロードしてインストールするオプションが表示されます。Windows 11 をインストールする準備ができている場合は、[ダウンロードしてインストール]56 を選択します。Windows 10 デバイスの Windows 11 へのアップグレード方法の詳細については、こちらの動画 (英語) をご覧ください。

Windows Update

継続的なイノベーションと価値の提供

マイクロソフトが継続的なイノベーションを提供するためのアプローチには、過去 6 年間にわたってリリースとサービス提供を行ってきた 14 億台の Windows 10 および Windows 11 デバイスに使用している機能および月例セキュリティ更新プログラムの確立済みのシステムとプロセスを利用しています。Windows 11 でも引き続き、機能更新プログラムを年 1 回、その年の下半期にリリースします。そのリリース日をサポート ライフサイクルの起点として、Home および Pro エディションのサポート期間は 24 か月、Enterprise および Education エディションのサポート期間は 36 か月となります。

継続的なイノベーションを提供できるように取り組んでおり、年 1 回の更新プロセスに加えて、サービス提供テクノロジ (月例更新プログラムなど) や Microsoft Store の更新により、Windows 11 に新機能をリリースする頻度を高めています。マイクロソフトの目標は、年間を通して、品質と信頼性の両方の面から新機能の準備ができた時点で、使い慣れたプロセスから優れたエクスペリエンスをお客様に提供することです。また、ファイル エクスプローラーのタブ機能をはじめ、すべてのエディションの 2022 Update のコンポーネントとされる新しい一連のエクスペリエンスは今年 10 月までにリリースされます。新機能の提供が開始された時点で、詳細情報とドキュメントを公開する予定です。これらの機能については、10 月のオプションの非セキュリティ プレビュー リリースに合わせて段階的にロールアウトし、2022 年 11 月のセキュリティ更新プログラムのリリースで一般提供を開始する予定です7。今後も引き続き、新しい機能やエクスペリエンスの準備ができた時点で、発表、ドキュメントの公開、提供を行います (詳細情報)。

Windows Update エクスペリエンス全般に関するフィードバックにお応えして、Windows 11 2022 Update の機能および月例更新プログラムの両方について、更新エクスペリエンスが以下のように大幅に強化されます。

  • 更新プログラムのサイズの縮小とインストールの高速化: 機能更新プログラムのダウンロード サイズを大幅に縮小しました (約 450 MB の削減)。また、月例累積更新プログラムのダウンロードおよびインストール時間を短縮すると共に、数百メガバイトのディスク使用量を解放します。これらの改善点の詳細については、こちらのページ (英語) をご覧ください。
  • Windows Update  二酸化炭素排出量の削減: Windows では、二酸化炭素排出量の削減が期待できる特定の時間帯に更新プログラムのインストールのスケジュールを設定できるようになります。配電網の多くは、再生可能エネルギーや化石燃料など、複数のエネルギー源から電力を供給しています。Windows 11 では今後、より多くのクリーンなエネルギー源 (風力、太陽光、水力など) を利用可能な時間帯を優先して更新プログラムをバックグラウンドでインストールします (詳細はこちら)。

法人および教育機関のお客様向けの情報

Windows 11 は、一貫性と互換性に優れた Windows 10 を基盤に構築されており、ハイブリッド ワークを想定して設計されています。Windows 11 と Windows 10 の計画、準備、展開は、同じプロセス、ポリシー、管理アプリケーションを使用して行うことができます。Windows 11 バージョン 22H2 の法人のお客様向けの新機能に関する最新情報については、最新の法人向けブログをご覧ください。

IT 管理者の皆様には、通常の Windows Update 作業の一環として、現時点で対象指定の展開を開始することをお勧めします。最新のリソースとツールについては、Windows 11 の展開をサポートするツールに関する記事 (英語) をご覧ください。さらに、Windows 11 の展開を容易にするために、Microsoft エンドポイント マネージャーの組み込みの Windows 11 準備状況レポート (英語)エンドポイント分析を利用して、Windows 11 の最小システム要件を満たすアップグレード対象デバイスを特定することをお勧めします。

Windows 11 バージョン 22H2 は、Windows Server Update Services (WSUS)、Windows Update for Business、ボリューム ライセンス サービス センター (VLSC)8  といった使い慣れたチャネルとプロセスを通じて提供され、Microsoft Endpoint Manager などのエンドポイント管理ソリューションを使用して段階的に展開されます。また、2022 年 9 月 20 日より、Windows 11 バージョン 22H2 の Enterprise および Education エディションの 36 か月のサービス サポート ライフサイクル期間が開始されます。

Windows 11 2022 Update の最新のイノベーションをお試しください

私たちは、仕事、学習、つながり、遊びのあり方に対応する最新テクノロジを必要としています。2022 Update をインストールすれば、ご利用の Windows デバイスを保護し、生産性を維持すると共に、今後 1 年間にわたって提供される継続的なイノベーションを入手することができます。

以前にお伝えしたように、Windows 11 の対象とならないデバイスを使用しているお客様は、引き続き Windows 10 をご利用いただけます。Windows 10 のサービス期間は 2025 年 10 月 14 日まで継続されるほか、Windows 10 バージョン 22H2 の次期機能更新プログラムが来月リリースされるため、お客様には引き続き、Windows のサポートと選択肢の両方が提供されます。これまでと同様に、マイクロソフトは Windows 11 のロールアウトの状況を注視し、すべての Windows の機能更新プログラムと月例更新プログラムについて、ロールアウト状況と既知の問題 (未解決および解決済み) に関する情報を Windows リリース正常性ダッシュボード@WindowsUpdate でタイムリーに提供してまいります。引き続き、新しい更新プログラムに関するご意見やご提案をぜひフィードバック Hub からお聞かせください。

1 1 回のリリースでも一貫した数字のバージョン名が採用されます (2022 年の下半期にリリースされるのが「バージョン 22H2)

2 対象の Windows 11 デバイスを Windows 11 バージョン 22H2 に更新するには、2022 6 月以降の非セキュリティ プレビュー リリースをインストールしていることが条件となります。

3 対象の Windows 10 デバイスを Windows 11 に直接アップグレードするには、バージョン 2004 以降で、2022 4 月以降の非セキュリティ プレビュー リリースをインストールしていることが条件となります。

4 一部の機能を利用するには特定のハードウェアが必要になります。詳細については、Windows 11 の仕様をご確認ください。

5 Windows 11 を初めてご利用になる場合は、[ダウンロードしてインストール] を選択した後に表示される「Microsoft ソフトウェア ライセンス条項」に同意した場合にのみダウンロードが開始されます。

6 Windows 11 バージョン 22H2 以降、Pro エディションではデバイスの初期セットアップ時のみインターネット接続が必要になり、デバイスを個人用に設定する場合は、セットアップ時に Microsoft アカウントも必要になります。

7 11 月のセキュリティ更新プログラムのリリース日以降に Windows 11 バージョン 22H2 に更新およびアップグレードする場合は、自動的に 10 月の新機能がインストールされます。

8 VLSC および類似チャネルでのダウンロードの開始は遅れる可能性があります。

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