Copilot in Excel でできること (パート 7)
本ブログは、米国時間 2024/9/30 に公開された “See what’s possible with Copilot in Excel (part 7)” の抄訳です。
この数週間、Copilot in Excel でできることを紹介するブログ シリーズ (英語) をお届けしています。今週は、Copilot in Excel を使用して、一意の値を計算するための数式を作成する方法を説明します。
今回の例では、イベント開催地の表を使用して、各開催地を重複なくカウントするための数式を作成したいと思います。
返された値を基に、リストにある開催地の数を確認してみましょう。
一意の開催地の数を数えてください
B2:C156 のデータを分析した結果は次のとおりです。
一意の開催地数
50
Copilot の回答:
50 の開催地があります。
Copilot は 50 という答えを返しましたが、ここで、リストが変更されたときに自動で更新される数式も作成したいと思います。同僚が以下の数式を提案してくれたのですが、私には理解できません。そこで、Copilot に質問してみます。
同僚が次のような数式を提案してくれたのですが、これがどのように機能するのか教えてください: =SUM(–(FREQUENCY(MATCH(C:C, C:C, 0), MATCH(C:C, C:C, 0)) > 0))
この数式は、列 C にある一意の開催地の数を計算します。数式のしくみは以下のとおりです。
- MATCH(C:C, C:C, 0): 数式のこの部分は、列 C にある各値の位置の配列を作成します。0 は完全一致を指します。
- FREQUENCY(MATCH(C:C, C:C, 0), MATCH(C:C, C:C, 0)): FREQUENCY 関数は、MATCH 関数によって作成された配列内で、各値が出現する回数をカウントします。この関数は、各要素が対応する値の出現頻度を表す配列を返します。
- FREQUENCY(…) > 0: 数式のこの部分は、対応する値の出現頻度が 0 より大きい場合に TRUE、そうでない場合に FALSE となるブール配列を作成します。
- –(FREQUENCY(…) > 0): 二重の単項演算子 (–) がブール配列を 1 と 0 の配列に変換し、TRUE は 1 に、FALSE は 0 になります。
- SUM(…): 最後に、SUM 関数が 1 と 0 の配列を合計し、一意の開催地の合計数を返します。
数式の意味はわかりましたが、これでは複雑すぎるように思います。Copilot ならもっと良い数式を作成できるかどうか試してみたいので、次のように質問します。
もっとシンプルな数式にすることはできますか?
はい、もっとシンプルな数式にすることができます。UNIQUE 関数と COUNTA 関数を使用して、一意の開催地をより簡単にカウントする方法があります。
=COUNTA(UNIQUE(Table19[Location]))
はるかに簡単になりました。この数式を Copilot ペインからコピーし、ワークブックに貼り付けます。これで、表に変更を加えると、開催地数が自動的に更新されるようになりました。
過去 6 週間にご紹介した他の例は、以下からご確認いただけます。
- Copilot in Excel の利用例 (8 月 12 日の週)
- Copilot in Excel の利用例 (8 月 19 日の週)
- Copilot in Excel の利用例 (8 月 26 日の週)
- Copilot in Excel の利用例 (9 月 3 日の週)
- Copilot in Excel の利用例 (9 月 9 日の週)
- Copilot in Excel の利用例 (9 月 16 日の週)
今後の記事にも、どうぞご期待ください。
Microsoft Excel チーム
*免責事項: 上記のようなプロンプトを試しても期待どおりに動作しない場合は、機能を段階的にロールアウトしていることが原因であると考えられます。数週間後に再度お試しください。
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