働く人々が満足度を高め、どのように生産性を上げていくのか。継続的な議論や段階的な気づき、社員同士の学びの共有が、「働き方の進化」には欠かせません。またビジネスを推進する中で、有効なコスト削減と生産性向上を両立するアプローチ方法にも、新たな注目が集まっています。 本イベントでは、進化し続ける Microsoft 365 や Microsoft Teams をハイブリッドワーク環境下で利活用していくための最新情報をご案内し、従業員エクスペリエンス プラットフォームとしてご提案する Microsoft Viva をご紹介するとともに、各種ソリューションの最新機能のデモンストレーションやお客様の実践事例を交えながら、皆さまにお役立ていただける情報をお届けいたしました。 最初のセッションは、社内の働き方改革を進めている組織横断型のプロジェクト、ワークスタイル変革推進チームでリーダーを務める織田より日本マイクロソフト自身が、ソリューションやオフィスを活用してどのようにハイブリッドワークを実践しているのかをご紹介しました。 日本マイクロソフトでは、2018 年にワークスタイル変革 NEXT を宣言しました。従来の社員の働きかたを変えるというやり方ではなく、働き方を通して、企業の生産性や組織力、チーム力を上げていくこと、そして社会に求められているものを提供して貢献することをビジョンとすることを掲げました。 また、2019 年には社員が自ら働き方を選択するという「ワークライフチョイス チャレンジ 2019 夏」を実践。この取り組みでは、多様な場を会社が提供して社員が選択することによって主体性を引き出すことを目指しました。社員の多様性と主体性をベースにチーム力をあげていくのがハイブリッドワーク。パンデミック以前から、このような働き方を目指した日本マイクロソフトでは、創造性の高い仕事を行えるようになりました。 そして、パンデミック後、これまでの『仕事をするために出社をする』という考えから『出社をすることも働き方の選択の 1 つ』へと変わりました。つまり場所から解放され、選択肢が豊富なより多様性のある、働き方へと変化したのです。これはマイクロソフトに限ったことではありません。 それに伴い社員の変化が見えてきました。 ハイブリッドワークが進んだことは一見ポジティブに思えますが、『ハイブリッドワークが進んだが人間関係が希薄になりチーム力が弱まった』と答えた従業員が 51% も存在しました。これは全世界のマイクロソフトのアンケートからの数値ですが、日本でも高い数字が出ています。 また、同僚と交流したいから出社すると答えた社員は 84% にのぼりました。これらはオフィスに求められている価値が変わってきたことを示すデータと言えます。76% の社員は、自身が主体的にスキルを学び、その支援を会社に求めています。こうした変化に対して、日本マイクロソフトでは次の 3 つの取り組みを始めました。 社員コラボレーションの活性化 多様性のある共創の場作り 社員の主体性の向上 これらの活動をハイブリッドワークという働き方の目的としています。つまり、「オンラインの高度化」だけでなく「物理の高度化」のどちらも極限まで高めていくことが、マイクロソフトが考えるハイブリッドワークなのです。 まず、「社員コラボレーションの活性化」の取り組みとして、「Power… Read more