2019年7月16日 11:48 AM

Microsoft Teamsのデイリー アクティブ ユーザーが1,300万人に到達。チームワークの質を高める 4 つの取り組みを開始

※本ブログは、米国時間 7/11 に公開された Microsoft Teams reaches 13 million daily active users, introduces 4 new ways for teams to work better together の抄訳です。

2 年前の今週、マイクロソフトは Microsoft 365 を発表しました。Microsoft 365 は、組織のコラボレーションの変革、ビジネス プロセスの効率化、重要な情報の保護を念頭に構築された、さまざまなアプリとサービスの統合ソリューションです。Microsoft 365 の中核をなすのは、チャット、ビデオ会議、通話、ファイル共有、アプリの連携といった機能を集約した、チームワークのハブとなる、Microsoft Teams です。このたび Microsoft Teams は、デイリー ユーザー 1,300 万人、ウィークリー ユーザー 1,900 万人超を達成しました。現在 Teams は 181 の市場、53 言語で展開され、エミレーツ航空、FedEx、Lexmark、アデコ グループ、KONE、McCann Worldgroup など、全世界のお客様のチームワークを支援しています。

Microsoft Teamsのデイリー アクティブ ユーザーが1,300万人に到達

マイクロソフトでは、あらゆる業界で幅広くご利用いただけるよう Teams の機能強化を続けています。本日は、Teams がコミュニケーションとコラボレーションをお手伝いする4 つの新機能を発表いたします。

1. 急を要するコミュニケーションの優先度設定

重要なメッセージを確実に届ける 2 つの機能が追加されます。

  • 優先順位の通知機能:緊急性の高いメッセージを通知するだけでなく、応答があるまで、受信者のモバイル端末とデスクトップに 2 分間隔で通知を繰り返し表示して、応答を促します。
  • チャットの開封確認:送信メッセージが既読になったことをアイコンの表示で確認できます。

優先順位の通知と開封確認の機能は、今月よりリリースを開始します。

2. チーム内・チーム間のコミュニケーション管理を効率化

  • アナウンス:チーム メンバーがチャネルの重要なニュースを強調できる機能です。新規プロジェクトの立ち上げ、新しいメンバーの紹介、最近実施したマーケティング キャンペーンの成果といった発表事項を共有するときに効果的です。

Teamsアナウンス機能

  • 複数チャネルへの投稿:1 つのメッセージを複数チャネルに同時投稿できます。

Teams 複数チャネルへの同時投稿

  • チャネルのモデレーション:チャネルに投稿される内容と、投稿が返信を受け付けるかどうかをモデレーターが管理できます。

アナウンス機能は既にリリースされています。複数チャネルへの投稿機能とチャネルのモデレーション機能は近日リリース予定です。

3. 現場の最前線で働く従業員向け: スケジュール管理と最新情報の受信がさらに簡単に

  • 現場の最前線で働く従業員は、Teams シフト モジュールのタイム レコーダー機能を使用して、作業シフトや休憩の開始時刻と終了時刻を Teams モバイル アプリから直接記録できます。マネージャーは、ジオフェンスを設定することで、指定した作業現場でチーム メンバーの出退勤が記録されていることを確認できます。

Teams time clock

  • 特定の相手に向けたコミュニケーション:チーム所有者が投稿本文でロール名を @メンションすることで、特定の役割の全員に同時にメッセージを送信できます。たとえば、店舗内のレジ担当者全員や、病院の看護師全員にメッセージを送信すると行ったことが可能になります。

Teams Targeted communication

タイム レコーダー機能は既にリリースされています。特定の相手に向けたコミュニケーション機能は 2019 年 8 月よりリリース開始予定です。

4. IT 管理者向け: Teams クライアントの展開と組織の全メンバーのポリシー管理を簡素化

  • IT管理者は、Teams 管理センターのポリシー パッケージを使用して、メッセージや会議など Teams のさまざまな機能を対象とした事前定義済みのポリシー セットを、役割の必要性に応じて従業員に適用できます。

Teams 管理センターのポリシー パッケージは近日リリース予定です。

Teams をさらに強化するパートナー エコシステムの取り組み

お客様が Teams の活用を通してビジネス プロセスを効率化するためには、パートナー各社のサポートが欠かせません。本日は、パートナーによる 4 つの新しい取り組みを発表します。

  1. コンタクト センター ソリューション – コンタクト センター機能は、数多くの企業のカスタマー サービス運用で重要な役割を担っています。マイクロソフトは、Five9、ジェネシス、NICE inContact その他の大手コンタクト センター ソリューション プロバイダー各社と連携しながら、さまざまなコンタクト センター ソリューションと Teams の統合を可能にしています。
  2. コンプライアンスのための通話レコーディング – 数多くの業界が、規制ポリシーにより通話や会議の記録を義務付けています。マイクロソフトは ASC、NICE、ベリントなどのコンプライアンス レコーディング パートナー各社と連携し、Teams にレコーディング機能を追加しています。
  3. 要員管理 – マイクロソフトは、小売業向け IT ソリューション プロバイダー REPL と連携して、JDA の要員管理ソリューションと Teams の統合を実現しています。この統合により、シフト スケジュールの情報を、ほぼリアルタイムの精度で Teams シフト モジュールから閲覧できるようになりました。これにより現場の最前線で働く従業員は、Teams アプリを使って既存のシフト スケジュールにアクセスし、変更を依頼できます。
  4. パートナー主導の Teams 試用版 – マイクロソフトは、パートナー各社によるお客様の Teams 活用支援をさらに充実したものにするため、パートナー主導による試用版の提供を開始します。Exchange Online のみを利用しているお客様や、まだクラウド移行がお済みでないお客様は、Microsoft 365 パートナーが提供する半年間の無料試用版を通して Teams のすべての機能を体験していただくことができます。対象となるお客様は、Microsoft クラウド サービス パートナーが提供する新しい試用版を 2019 年 8 月 1 日より入手できます。詳しくは、パートナー主導の Microsoft Teams 試用版に関するパートナー向けガイダンス (英語) を参照してください。

Teams を導入し働き方改革に成功したお客様

Lexmark

Lexmark (英語) は、Teams によりプロジェクト運用の効率を飛躍的に高めています。法務部門からサプライ チェーンまでが一体となったマーケティング コンテンツの共同作成を実現する Teams は、Microsoft 365 による Lexmark の改革に欠かせない存在です。

DXC
70 か国に 130,000 人の従業員を擁する DXC (英語) では、チーフ テクノロジストによる顧客向け提案書の共同作成やベスト プラクティスの共有に Teams を活用しています。

 Belgian Federal Police
ベルギー連邦警察 (英語) の警察犬担当官は、現場での連携や作戦支援部隊とのコミュニケーションに Teams を活用しています。

Godrej Properties
インド最大の不動産管理会社の 1 つ Godrej Properties (英語) では、従業員、ベンダー、請負業者の連携とプロジェクト関係者への最新情報の提供に Teams を活用しています。

Teams をぜひお試しください

Teams は、組織のコラボレーションの変革やビジネス プロセスの効率化をお手伝いします。実際にお使いいただくことで、その魅力を実感いただけると確信しています。Teams の無料版をぜひお試しください