2022年3月25日 1:58 AM

思いのままにコンテンツを配信できる PowerPoint の機能強化: カメオ、レコーディング スタジオ、スピーカー コーチ

※ 本 Blog は、米国時間 2022 年 3 月 16 日に投稿された Deliver content your way with PowerPoint enhancements: cameo, recording studio and speaker coach の日本語抄訳です。

PowerPoint のカメオ

9 月の Ignite で、マイクロソフトはカメオ機能発表 (英語) しました。カメオは新しい PowerPoint エクスペリエンスです。カメラ フィードをプレゼンテーションにシームレスに統合して、発表者が自分をスライドのどこにどのように表示するかをカスタマイズでき、PowerPoint のデザイナーで推奨レイアウトを確認して表示を最適化できます。この機能は現在、Office Insider プログラム (英語) で提供中で、今後数か月のうちに一般提供が開始されます。カメオを使ってプレゼンテーションを行う方法について、詳細はこちらをご確認ください。

PowerPoint のレコーディング スタジオ

また、先日 PowerPoint のレコーディング スタジオ (英語) も発表しました。この機能を使用すると、自分自身の言葉で伝えられるため、プレゼンテーションの魅力が増し、印象に残るものになります。レコーディング スタジオなら、ビデオを使用して、いつでもどこからでも自身の伝えたいことを共有できます。ハイブリッド ワークが新たな常識となり、予定表が会議で埋め尽くされる昨今、レコーディング スタジオは非リアルタイムの会議とコラボレーションの解決策となります。また、物理的に同じ部屋にいなくても、他のユーザーとつながりを保てる優れた方法でもあります。このたび、レコーディング スタジオの一般提供が開始され、PowerPoint ですぐに使用を開始していただけます。

テレプロンプター ビューを表示した レコーディング スタジオ のビデオ デモ

テレプロンプター ビューを表示したレコーディング スタジオのビデオ デモ

レコーディング スタジオとカメオの相乗効果

本日、近日中のリリース予定についても発表いたします。カメオとレコーディング スタジオを組み合わせることで、リアルタイムで会議に参加しているかどうかにかかわらず、メッセージを効果的に伝えられます。プレゼンテーションを作成し、カメオでスライドのどこにどのように自分を表示するかを決め、デザイナーでスライドを洗練させ、レコーディング スタジオで任意のスライドについて説明する自分自身を録画することができます。メッセージを配信する際には、PowerPoint Live を使って、録画した映像をプレゼンテーションの一部として視聴者に表示することができます。そのため、リアルタイムで会議に参加できない場合でも、レコーディング スタジオとカメオを使用しているので、その場にいるかのように会議に登場することができ、制約から解放されます。

Microsoft Teams のスピーカー コーチ

カメオとレコーディング スタジオだけではありません。今後数か月のうちに Microsoft Teams のスピーカー コーチの一般提供が開始されます。スピーカー コーチは、パーソナライズされた非公開のコーチ機能で、あらゆる会議で自信にあふれたベストな自分を発揮できるようサポートします。会議でスピーカー コーチを有効にすると、該当の場面がハイライトされ、必要に応じて以下のフィードバックが提供されるため、個人的なサポートを受けられます。

  • 同じ言葉の繰り返し – 話すとき、無意識のうちに同じ単語やフレーズを繰り返してしまうことはないでしょうか。自分では意識していなくても、視聴者はそれに気付きます。スピーカー コーチはそうした単語やフレーズを特定できるため、多用を避けることで、視聴者の関心を維持できます。
  • つなぎ言葉 – 話し方が堂々としていれば、内容に説得力を持たせられます。調査によると、つなぎ言葉を多用する発表者は、話している内容に自信がないと視聴者に思われるという結果が出ています。そのためスピーカー コーチでは、「なんか」や「えー」などのつなぎ言葉を検知します。該当部分にフラグが付くため、つなぎ言葉の使用を抑えることができます。
  • 速度 – 話すペースが速すぎたり遅すぎたりすると、視聴者の理解や記憶の定着に影響を及ぼす可能性があります。話し始めるのが速すぎる場合には、一呼吸置いてペースを落とすべきタイミングに通知します。
  • インクルージョン – インクルージョンに配慮して発言するよう留意してください。攻撃的または文化的配慮に欠けるとみなされる可能性のある発言をした場合に通知します。スピーカー コーチは、話が長時間に渡っているときに検知して、間を取るように促すこともできるため、視聴者に不明な点がないかどうかを確認できます。
  • イントネーション – 視聴者の注意を引き付け、コミュニケーションを改善するために、声の大きさや高さを調整してキーワードやキー フレーズを強調しましょう。スピーカー コーチは、話し方に抑揚がなくなってきたタイミングを特定できるため、声量を調整することが可能です。
  • 一方的に話す時間 – 会議にリモートで参加している場合、視聴者の興味が薄れていないかを確認するために、どこで一拍置けばよいか判断しづらいことがあります。スピーカー コーチは、視聴者とのコミュニケーションがないまま長時間話している場合に、視聴者の反応を確認する時間を取るように通知します。
  • 話者の重複 – うっかり他のユーザーと同時に話し始めてしまった場合、スピーカー コーチが話しているユーザーを識別できるため、その状況を認識して先に話してもらうことができます。

また、ミーティング後には包括的なデータと共に、スピーカー コーチが記録した場面のプライベート レポートを確認できるため、反省点を次回の会議に活かすことができます。

会議で話す役割を担う人は多くいるため、Microsoft Teams のスピーカー コーチは、発表者だけでなく、会議に参加するすべての人に向けて設計されていることを知っておいてください。ひと言ふた言話すだけの場合でも、スピーカー コーチは皆様 1 人ひとりの能力を引き出し、自信を持って話せるようにサポートします。PowerPoint および Microsoft Teams のスピーカー コーチに関する詳細は、こちらのページ (英語) をご確認ください。

PowerPoint Live

Microsoft Teams の PowerPoint Live は会議での発表に最適な方法です。発表者は、スライドと発表者のノートをまとめて個人の発表者ビューで表示することで、安心感を高められます。会議参加者の反応や身振り手振りに応じて、「空気を読む」ことが可能になります。発表者モードのスタンドアウト (PowerPoint Live で現在利用可能) と、間もなく提供が開始されるカメオを使えば、視聴者をこれまでよりもさらに効果的に引き付けることができます。PowerPoint Live のメリットについての詳細は、Microsoft サポート記事をご確認ください。

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