ニコン・トリンブルが、HoloLens 2 と Trimble XR10 に装着し、照度に対応して濃度を調整するサングラス型アクセサリ Trimble HoloTint の国内販売を開始
2022年7月12日より、測量・測位ソリューションの開発、製造、販売を行う株式会社ニコン・トリンブル(本社:東京都大田区、代表取締役社長兼CEO:丹澤孝)が、Microsoft HoloLens 2 および Trimble XR10 専用のサングラス型アクセサリ『Trimble HoloTint(トリンブル ホロティント)』の国内販売を開始しました。 まぶしさをカットし画面の視認性を向上させる Trimble HoloTint Trimble HoloTint は調光レンズを採用した Trimble XR10 ならびに HoloLens 2 専用アクセサリです。現実空間にデジタルのコンテンツを重ね合わせて表示する Trimble XR10 やHoloLens 2 はシースルーホログラフィックレンズを使用している為、周りの明るさの影響を大きく受けデジタルコンテンツが見えづらくなる場合があります。Trimble では周辺環境の紫外線量を感知し明るさを調整する調光レンズをサングラス型アクセサリ Trimble HoloTint に採用することで、環境に依存しないストレスフリーなデバイス利用を実現します。 Trimble XR10、HoloLens 2 専用に開発された調光サングラス 本製品は Trimble XR10 だけでなく HoloLens 2 でも使用できるよう開発されたアクセサリです。専用のアタッチメントを加えることにより、いつでもアクセサリを脱着することができるため、Mixed… Read more
未来へとつながる、伝統文化×テクノロジ の可能性(後編)〜表現者と技術者の思いが交わるとき〜
2022年4月23日に開催された、いけばな小原流の東京支部創立100周年記念特別講習会において、五世家元である小原宏貴氏による、いけばなと MR(Mixed Reality / 複合現実)技術の融合したパフォーマンスが披露されました。前編では、このパフォーマンスが実現した背景と、実際に披露された模様をレポートしました。後編では、家元と MR 技術を提供した南国アールスタジオ代表取締役の秦氏のインタビューから、MR が実現する未来を探ります 前編はこちら:未来へとつながる、伝統文化×テクノロジ の可能性(前編)〜HoloLens 2 を用いた、いけばなのライブパフォーマンスレポート〜 - Windows Blog for Japan ステージパフォーマンスのレコーディング映像はこちら: MR でいけばなを「多言語化」し、日本文化を広めるきっかけに いけばな小原流五世家元 小原 宏貴氏 試行錯誤を繰り返した2年前のいけばな × MR パフォーマンス ―2年前のシアトルでのイベント(「IKEBANA × TECHNOLOGY」)開催にあたり、当時のシアトル日本国総領事だった山田洋一郎氏(立命館アジア太平洋大学特別招聘教授)から、いけばなと MR の融合パフォーマンスを依頼されたときの気持ちをお聞かせください。 小原 そもそも HoloLens のようなデバイスがあることを知らなかったものですから、最初はよく理解できなかったというのが率直な感想です。ですがお話を聞くうちに、実作品の周りに鳥を飛ばせたり月を浮かべたりできるということを知って、多くの人が日本の文化に親しめるきっかけになるのではないかと期待を抱きました。 参考:生け花と Mixed Reality テクノロジーのコラボレーション… Read more
「複数人の絵文字」をもっと快適に!もっと多様に!Windows 11 Insider Preview における絵文字パネルの機能改善について
はじめまして。Windows 開発部の谷です(Twitter: @_yukitani)。私は東京チームでソフトウェア エンジニアとして働いており、主に、絵文字や GIF、クリップボードの履歴などを表示する UI の開発に携わっています。 皆様は以下のキーボード ショートカットで何が起こるのかご存じでしょうか。既に活用頂いている方も、そうでない方も、一度お手元の Windows で試してみてください。 「Windows キー」+ 「. (ピリオド)」 「Windows キー」+ 「V」 これらのショートカットは、私たちが開発している「絵文字パネル」を開くショートカットです。Windows 11 では絵文字だけでなく、顔文字や記号、GIF、クリップボードの履歴なども入力できます。「Windows キー」+「.」は絵文字パネルそのものを開きます。一方、「Windows キー」+「V」はクリップボード履歴」を直接開きます。(「貼り付け」のショートカット「Ctrl」+「V」はクリップボードにコピーした最新の情報のみが貼り付けられますが、「Windows キー」+「V」とすれば過去にコピーしたアイテムをさかのぼって貼り付けられます。) さて、絵文字パネルでは現在 3,000 種類以上の絵文字を入力することができます。その中でも「人」カテゴリの絵文字は多種多様です。性別のバリエーションに加え、肌の色を選ぶことができるからです。性別を特定しないジェンダーニュートラルや、肌の色を指定しないニュートラル トーンも用意されています。 「複数人の絵文字」については、さらに驚くべき数の絵文字が存在します。「複数人の絵文字」とは、「手をつなぐ 2 人」🧑🤝🧑 や「カップルとハート」💑 など、1つの絵文字の中に複数人が含まれている絵文字のことです。これらの絵文字の場合、それぞれの人に対して性別や肌の色の組み合わせが発生し、さらに多くのバリエーションが生まれるのです。 この「複数人の絵文字」について、私たちのチームは新たな機能を追加しました。顔の種類(性別)や肌の色を自由に組み合わせて好きな「複数人の絵文字」を作成し、それを絵文字リストに追加できる機能です。現在この機能は Windows 11 Insider Preview ビルド 22621… Read more
Internet Explorer 11 はサポートを終了しました。長年のご愛顧ありがとうございました。
Internet Explorer 11 デスクトップ アプリケーションは、2023 年 2 月 14 日に予定されている 2023 年 2 月の Windows セキュリティ更新プログラム (以下、「B」) リリースの一部として、Windows 10 の特定のバージョンにおいて完全に無効になります。詳細はこちらのFAQをご覧ください > (2022 年 11 月 2 日 追加) ※ 本ブログは、米国時間 6 月 15 日に公開された “Internet Explorer 11 has retired and… Read more
【法人・教育機関向け】Surface Hub 2S 最新カタログと Surface Laptop Go 2 製品紹介リーフレットを公開
ハイブリッドワーク時代にコラボレーションを促進する Surface Hub 2S の最新カタログと 6 月 7 日に出荷開始されたばかりの Surface Laptop Go 2 の製品紹介リーフレットを公開しました。 カタログ・リーフレットはどなたでもダウンロードいただくことが可能です。ぜひ製品仕様の確認や導入検討にお役立てください。 Surface Hub 2S カタログでは、3 月に発表されたスマートカメラの機能紹介や Surface Hub 2S を活用したコラボレーション推進のポイントなどを分かりやすくまとめています。アクセサリやポート配置、製品保証サービスについても記載していますので、ご確認ください。 Surface Laptop Go 2 製品紹介リーフレットでは、新登場した Surface Laptop Go 2 のポイントや製品仕様、参考価格を記載しています。ハイブリッドワークがこれからの働き方のスタンダードとなっていく中、軽量かつスタイリッシュで場所を選ばずご使用いただける Surface Laptop Go 2 の導入検討にご活用ください。 カタログ名称… Read more
Microsoft Teams の新機能 | 2022 年 5 月
※ 本ブログは、米国時間 5 月 31 日に公開された “What’s New in Microsoft Teams | May 2022” の抄訳です。 5 月の Teams 最新情報では、会議出席依頼を活用して働き方を強化する方法をご紹介します。また、ビデオの映像を見やすくする機能や、カスタマイズ オプションのさらなる強化などがあります。前置きはこれくらいにしましょう。ぜひ最後までお読みいただき、コメント欄でご意見をお聞かせください。 Teams のパフォーマンスに関する機能強化 デバイス チャットとコラボレーション 管理 教育機関向け機能 現場の最前線で働く従業員向け機能 政府機関向け機能 Teams のパフォーマンスに関する機能強化 Microsoft Teams アプリが Microsoft Store に登場 Microsoft Store で、待望の Teams… Read more
ビックカメラグループで Surface 延長保証サービス「Microsoft Complete」が最大 4 年間まで延長可能に
日本マイクロソフトでは、新規に Surface をご購入いただく際により長く安心してお使いいただけるよう、Surface 本体購入者の皆様には、オプションとして購入できるハードウェア製品延長保証サービス「Microsoft Complete」を提供しております。 今回、このサービスをより多くのユーザーの皆さまにご提供すべく、ビックカメラグループ Surface 取り扱い店にてこれまでの最長 2 年の保証サービスに加え、最長 3 年、4 年の保証サービスを新しく提供開始したことをお知らせいたします。 ◆取り扱い販売店: ビックカメラ、コジマ、ソフマップ Surface 取り扱いの店舗 店舗一覧 ビックカメラ: ビックカメラ店舗一覧 コジマ: コジマ店舗一覧 ソフマップ: ソフマップ店舗一覧 *Microsoft Complete のオンラインでの販売はございませんのでご注意ください。 最長 3 年,4 年取り扱い開始日: 2022 年 6 月 6 日 対象製品: 指定の Surface… Read more
HoloLens 2 でイヌの体内を能動的に学ぶ「デジタルアナトミーMR」を神戸デジタル・ラボとヒューマン・アニマル・ボンドが教育機関向けに共同開発、3校で運用を開始
Mixed Reality パートナープログラム認定パートナーでアプリケーションやシステムの企画・開発を手がける、株式会社神戸デジタル・ラボ(本社:兵庫県神戸市中央区、以下 KDL)は、動物関連の企画・制作における総合的業務を行う株式会社ヒューマン・アニマル・ボンド(本社:大阪府大阪市淀川区、以下 HAB)と共同開発したイヌの体内の 3D データを立体的に可視化した Microsoft HoloLens 2(以下、HoloLens 2)専用アプリケーション「デジタルアナトミーMR」の販売を開始し、国立大学・私立大学・専門学校の3校に導入、2022年4月1日より本番運用を開始しました。 イヌ体内の 3D データを可視化したアプリケーション「デジタルアナトミーMR」 このアプリでは、「筋肉」「骨格」「臓器」のカテゴリー別に 3D データを立体的に可視化することができます。手元でメニューボードを操作する感覚で見たいところをタップするとデータが更新され表示されます。また、昨年7月から動物病院や大学といった専門機関10カ所で行った実証実験であがった意見から、ハイライト機能を搭載。筋肉や骨格に加え、血管や細部の骨に至るまで詳細に学ぶことができます。 また、クラウドのハイエンド GPU マシン上で描画処理を行い、エッジの HoloLens 2 へリアルタイムストリーミングを行うAzure Remote Rendering を活用することで、HoloLens 2 の描画性能を超える高品質な 3D モデルも表示可能です。 開発背景 獣医療教育において、生体を使用したイヌの解剖実習を減らす取り組みが行われており、世界中でデジタル化が進んでいます。HAB では、約3年前からデジタル解剖図鑑を企画し、獣医大学を始めとした教育機関や臨床現場での調査を実施されてきました。今後の獣医療教育において MR での開発が最適と判断し、今回 Mixed Reality パートナープログラム認定パートナー である… Read more
未来へとつながる、伝統文化×テクノロジ の可能性(前編)〜HoloLens 2 を用いた、いけばなのライブパフォーマンスレポート〜
2022年4月23日。よく晴れた春の日の午後、場所は渋谷公園通りにある LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)。普段はコンサートやミュージカルなどが開催され、主に若者が集うこのホールに、折目高な着物姿の女性や仕立てのよいスーツを身につけた人々が続々と入場していきます。 この日開催されたのは、いけばな三大流派のひとつに数えられる小原流の、東京支部創立100周年記念特別講習会。「つなぐ」という副題がつけられたこの講習会には、来賓や関係者含め1500名以上参加者が集い、第1部では厳粛かつ盛大に100周年の記念式典が執り行われました。 そして第2部では、小原流の五世家元である小原宏貴氏による「いけばなパフォーマンス-百の花を繋いで-」が披露されました。そのクライマックスを飾ったのは、いけばなと MR(Mixed Reality / 複合現実)技術の融合が生み出した新時代のパフォーマンスでした。本稿では、このパフォーマンスが実現した背景と、実際のライブパフォーマンスの模様をレポートします。 ※関係者インタビューをまとめた後編は近日公開予定です。 時代の変化を柔軟に取り入れ、いけばなの“多言語化”を目指す いけばな小原流は、流祖小原雲心氏によって創立された、いけばなの流派としては比較的新しい流派です。明治時代の末期、生活空間の洋風化が進むなかで、雲心氏は西洋草花をいけるための水盤や鉢を考案し、それまでの常識をくつがえす「盛花(もりばな)」を創始。この新しいいけばなの様式は当時の大衆に広く受け入れられ、日本中に広まったそうです。 雲心氏が持っていた、時代の変化を読み取り柔軟に取り入れていく気風は、その後の小原流にも脈々と受け継がれ、五代目となる当代家元小原宏貴氏も、精力的に海外の人々や若い世代にいけばなの魅力を伝えるための活動を行なっています。 「いけばなやその背景にある日本の文化、日本人が培ってきた感性を簡単かつ直感的に伝えるためには、“いけばなの多言語化”が必要だと考えています」と語る宏貴氏。「“多言語化”には、直接的な言語のほかに音楽や身体表現なども含まれます」という考えのもと、多言語化のひとつの手段として挑んだのが、MR 技術を用いたいけばなパフォーマンスでした。 シアトルで生まれた、いけばな × MR パフォーマンス このパフォーマンスが誕生したのは、遡ること約2年前。2020年2月27日に米国のシアトルで行われた「IKEBANA × TECHNOLOGY」というイベントでした。当時のシアトル日本国総領事だった山田洋一郎氏(立命館アジア太平洋大学特別招聘教授)の「日本とシアトルの関係をもっと近づけるために、日本の伝統文化を最新テクノロジで表現して見せたい」という呼びかけに小原流が応えたことで、この前例のないのパフォーマンスが実現したのです。 参考:生け花と Mixed Reality テクノロジーのコラボレーション 「IKEBANA × TECHNOLOGY」開催レポート - Windows Blog for Japan 参考:[HoloLens 2] いけばな小原流&在シアトル日本国総領事館事例 Mixed Reality で進化する日本の伝統文化… Read more